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Friday Column

No.216

『OTODAMA SEA STUDIO』

はい、楽しく終了しました、神奈川県・逗子海岸の【OTODAMA SEA STUDIO】での2days LIVE。今週はその2日間について書きたいと思います。

6月25日(木)、13時に会場入りすると、【OTODAMA】の経営者のひとり、キマグレンのISEKIさんが迎えてくれました。話を聞くと、相方KUREIさんと海の家のライブハウスをやろうと会社を設立し、【CLUBEACH HOUSE KANNON】(→後にOTODAMA SEA STUDIOに改名)をオープンしたのが2005年。出演者がいない日などに“オーナーライブ”ってことで演奏していたのが現在のプロデューサーの目にとまり、そこからキマグレンの本格メジャー展開が始まったそうです。へぇぇぇ。“キマグレンというアーティストが海の家ライブハウスを企画した”と私はなんとなく思っていましたが、実はそのまったく逆の経緯だったってことです。たいへんに興味深い話です。四角い箱型で三角屋根の、真っ黒な壁の上部に四角い窓穴が並ぶライブハウスは組み立て式で、営業期間が終われば解体して倉庫に保管し、また次の夏に組み立てるそうです。とにかくそんな、今年は73日間のライブが繰り広げられる【OTODAMA SEA STUDIO】に初登場します。


キマグレンのISEKIさんが迎えてくれた

さて、25日(木)はヨースケ@HOMEくんと、26日(金)はMilcoの菅原龍平くんとの共演です。ここから先はその両日を時間の流れに沿って並行して書いていきます。

会場入り前、逗子に来たからには逗子のラーメンを食べなければならないのが私の勝手な決まりです。事前にインターネットでいろいろと下調べをして、25日(木)は名前の雰囲気だけで選んだ長柄の『ラーメン道 前略』に単独入店。パンチの効いた豚骨醤油に中太縮れ麺、しょっぱ目ですがうまかったです。


『ラーメン道 前略』の
 

豚骨醤油ラーメン

26日(金)は自慢の高級北欧車に菅原龍平くんを乗せて逗子に向かう車中、プリントアウトしていた複数のラーメン店情報を見ながら、長柄の『あじ平』の鉄鍋極濃味噌に半チャーハンをつけてのっけからクタクタになってみるか、逗子駅付近の『よし華』も喫茶店のような店構えが不安を煽っていいかも、いやいや『ときわ軒』もなかなかゆるそうでいいぞ、などと協議し、結局『よし華』と決めてコインパーキングに駐車しましたが、すぐ近くに『ときわ軒』もあり、両店舗の様子を外からうかがって、やっぱり『ときわ軒』にしました。ちょっと昔の映画にでも出てきそうな昭和な店構えで、中に入ると先客は4名、その平均年齢は60を越えていたと思います。壁に貼られていた『神奈川県 だじゃれグランプリ』というポスターを気にしながら、“当店自慢”と書かれたワンタンメンを食べました。昔ながらのスタンダードな味わいでおいしかったです。


老舗『ときわ軒』の
 

ワンタンメンにバター

両日とも13時に会場入り、14時からリハーサルを始めます。25日(木)のヨースケ@HOMEくんはスタンディング・スタイル、26日(金)の菅原龍平くんはシッティング・スタイルです。サウンドチェックとそれぞれのリハーサルを終えると、コラボレイション楽曲の最終調整にたっぷり時間をとりました。浜辺の砂がそのまま客席のフロアですから、OTODAMAスタッフの皆さんはスコップやザルや磁石のついた棒状の器具などを使って、砂の中にガラスや金属片がないか丁寧にチェックしています。サンダルや裸足のお客さんもいるので重要な作業だそうです。それが終わるとグランド整備風の木製器具でゴルフ場のバンカーのように砂をきれいにならしていました。


ヨースケくんのリハを見守るテニス部OB
 

菅原くんのリハを監視する体育教師

25日(木)、現役サーファーのヨースケくんは、目に前に海があるのにじっとしてるわけにはいかないのでしょう。リハーサルが終わったとたん「オレ、泳いできていいっすか」とバミューダ型の海パンにはきかえて浜辺に飛び出し、「うわぁ、さみ〜っ!」などと高い声を上げながら海に走ってって若さ丸出しでぶいぶい泳ぎ、あっという間に游泳制限のブイに到達したら、ぶいぶい泳いで戻ってきました。こっちはこっちでその様子を見てるわけですから、戻ってきた時には海パンなんかどっかになくなってて、股間に昆布を巻きつけた状態で満面の笑みで手を振りながら海から上がってくる、ってのが私としてはセオリーなんですが、そのあたりヨースケくんはまだまだのようです。


海が似合うヨースケくん
 

そのあたりはまだまだだな

そんなヨースケくんとは相反して、26日(金)の菅原龍平くんは海なんかにはじぇったい入りません。私は元水泳部なので泳ぐこと自体は好きなんですが、海はダメです。足がつかなくなったとたんに「死ぬかもしんない」という大自然の恐怖に包まれるのです。菅原くんはエビ・カニなどの甲殻類アレルギーで、食べるとじんましんが出て、呼吸困難になったこともあるそうです。エビの“絵”を見るのもダメだそうですが、活字ならだいじょぶだそうです。でもって、海に入ると肌がかぶれるそうです。それは、海ってのはエビとかカニのダシが出てるからじゃないか、と私は思います。そういう意味では、海ってのはすべての天然の魚介類のダシがでてるわけで、うまそうです。しょっぱいけどね。というわけで私と菅原くんは、海はチラ見しただけで楽屋に戻り、ちょっと小腹がすいたよねということで、併設する【OTODAMA BAR】自慢の“キマグレカレー”を、本番前なので御飯半分にしてもらって食べました。たいへんおいしゅうございました。でも菅原くんは「あ・・、ぼく、茄子もだめなんですよ」と丁寧に取り除いていました。


海が全く似合わない菅原くんと私は
 

楽屋でキマグレカレーを食べる

さて、本番です。衣裳はねぇ、海だし元水泳部だし、ってことでその当時の極小競泳パンツで先っぽ軽くのぞかせながら、なんてのも考えたんですが、筋肉ねえしなぁ。また、現在次なるアルバムに向けての作品づくりのまっぱだかってこともあって、新たな衣裳を用意してるような余裕もなく、特に私のライブを初めて観ていただく方には失礼かと思いましたが、Tシャツにジャージにハイソックスという“普段着”で登場しました。25日(木)は“オトナモード”の皆さんが、26日(金)は“ワカバ”のお二人が、オープニングアクトで演奏しました。では、両日の演奏曲目です。

6月25日(木)
ヨースケ@HOME
*rising sun
*そしたら僕は旅にでかけよう
*ひまわり(新曲)
*トコナッツ
*stay gold
6月26日(金)
菅原龍平 (from Milco)
*ARCH
*中央特快 (autumn stone)
*フランスについた日 (KAN)
*君を忘れない
*君は僕のもの (SPARKS GOGO)
*少年
 
KAN
*何の変哲もないLove Song
*まゆみ
*カレーライス
*プロポーズ
*世界でいちばん好きな人
*愛は勝つ
*君が好き胸が痛い
KAN
*何の変哲もないLove Song
*まゆみ
*カレーライス
*東京ライフ
*50年後も
*愛は勝つ
*君が好き胸が痛い
 
コラボレイション
*I Should Have Known Better (The Beatles)
*ヨースケくんの未発表曲(作詞は私)
*牛乳のんでギュー
*パノラマ(ヨースケ@HOME)
コラボレイション
*Dr. Robert (The Beatles)
*(Just Like) Starting Over (John Lennon)
*ドラ・ドラ・ドライブ大作戦
*カントリー坊や (Milco)


 


コラボレイションはかなり有意義だったと思います。基本弾き語りにも関わらず、お客さまは妙に声出てましたねぇ。壁の窓穴から聴こえてくる波音もたまんなかったです。たいへん気分よく演奏させていただきました。というわけで、観に来ていただいた皆さま、ありがとうございました。

 
おつかれさま、ありがとう

さ、イベントも終わりましたし、7月・8月はマジで作品づくりです。9月からの【弾き語りばったり #11】ツアー開始前までにすべての詞曲をあげておかないことには、その後の流れがキビシくなりますから、がんばってイイの作ってください、はい、わかりました。菅原くんは7月13日(月)に下北沢440でソロリサイタルもありますんで、そちらもよろしければ是非どうぞ。

では、先々週のクイズの答えです。

最近すっかりコンサートづいている私は、7月4日(土)に、ある都市で行われるあるアーティストのコンサートを観に行きます。
それはどこの都市で行われる誰のコンサートでしょうか?

という問題でした。

正解は、台北で行われるASKAさんのコンサートです。

えぇ、観に行くんですよ、台北。12年前には上海でASKAさんのコンサートを観せていただいたんですが、日本で観るのとまたじぇんじぇん違ってね、なんか単純にファンとしてどっぷり音楽の中に浸かれるというか、そんな感じを期待しながら、このコラムが掲載されるころはすでに飛行機の中だと思います。

来週はそのへんのお話を中心に、と思いましたが、いや、写真の現像が間に合わないかもしれません。まぁ、考えます。

ヨースケ@HOME http://yosuke-home.com/
Milco http://milco.jp/
菅原龍平ブログ http://amp-mod.blogspot.com/
OTODAMA SEA STUDIO http://www.kimaguren.com/
キマグレン http://www.kimaguren.com/


2009/07/03


BACK NUMBER
No. 001『コンピューターと私』 No. 002『基本はコラージュ』
No. 003『ぺッタコしたなぁ、も〜』 No. 004『逆エッシャー式ジョギング法』
No. 005『そんなにアツくなんなくて』 No. 006『ちょいかけて広島』
No. 007『略されてこそ』 No. 008『ちょっと憧れ、テッペイちゃん』
No. 009『いやんバカ〜ンス、さて何処へ』 No. 010『インドは私を呼んでいたのか』
No. 011『3杯でもフォー』 No. 012『ノスタルジストの大予言』
No. 013『これをムリヤリ音楽に例えるならば』 No. 014『口パク禁止令』
No. 015『もう結構です小久保さん』 No. 016『次はいよいよじゃがいもです』
No. 017『スチュワーデスと私だけ』 No. 018『楽しさの器』
No. 019『素数年男の割り切れない1年』 No. 020『ベン・フォールズを聴く』
No. 021『ETC 〜逆に、すげぇレトロ〜』 No. 022『すみません、私、こっそり出てました』
No. 023『思い出よ、もう一度』 No. 024『ジビエの季節 〜旨いというよりおもしろい〜』
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No. 177『週間ピコピコ日記』 No. 178『携帯10年物語 〜前編〜』
No. 179『携帯10年物語 〜後編〜』 No. 180『秋です、いい季節ですねぇ、ええ。』
No. 181『初脱ぎ! 46歳 行水ヌード』 No. 182『達成感なく突破報告』
No. 183『MADE IN LOVE』 No. 184『LIVE 弾き語りばったり#7 〜ウルトラタブン〜 全会場から全曲収録』
No. 185『新幹線で走り書き〜っ!』 No. 186『ぜひ行きたいコンサートがある』
No. 187『SUPERMARKET FANTASY』 No. 188『2008年の上半身をポロリとあらわにして』
No. 189『2008年の下半身をチラリとひるがえして』 No. 190『あぁ大晦日』
No. 191『それでこそ丑年』 No. 192『ルックスだけで引っぱって』
No. 193『唯一“危険”があったとすれば』 No. 194『逃げコラ』
No. 195『いとおかやし』 No. 196『今オレは野辺山駅にいるんだぞ』
No. 197『私が今解決すべき問題はただひとつ』 No. 198『私が今やるべきことはただひとつ』
No. 199『問題のほとんどはたいした問題ではない』 No. 200『200という数字でどこまで盛り上がれるか』
No. 201『添田くんのマネをして』 No. 202『金コラの基本精神』
No. 203『未知だからこそ無知なまま』 No. 204『【じゃぁ、スイスの首都は?】前半をざくっと振りかぶって』
No. 205『Salam Alekum』 No. 206『【じゃぁ、スイスの首都は?】後半をがつっと振りかぶって』
No. 207『トルクメニスタン旅行記 1 アシュカバード』 No. 208『トルクメニスタン旅行記 2 マルグシュ/メルヴ』
No. 209『トルクメニスタン旅行記 3 テジェン/アシュカバード』 No. 210『宮崎 釜揚げ 3連チャン』
No. 211『モスクワでの3つのエイム』 No. 212『RADIO MAGIC』
No. 213『テーマ茶屋 2009 初夏』 No. 214『すっかりコンサートづいている京子の吾郎』
No. 215『スリヘリNIKE』


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