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Friday Column

No.346

『2011年をザクッと振りかぶって』

私自身今年最後のステージは12月28日(水)、名古屋のセンチュリーホールでのライブイベント【2011年の手紙】。スタレビュのみなさんと杉山清貴さん、そして植村花菜ちゃんの計9人で、かなり楽しいステージができたと思います。観に来ていただいた皆さま、ありがとうございました。

さて、中国・上海のアイリッシュパブで兄夫婦とともに年を越した2011年は、私にとって異なるいろんなタイプのことがあった年でした。時間順に振りかぶってみたいと思います。

*横井さん死去
いきなり悲しい話でごめんなさい。大阪のイベンター【GREENS CORPORATION】創立以前からの22年、私のコンサート製作・プロモーションを担当し、また、レギュラー番組などにも同行してくれていた、そういう意味では私の大阪でのマネージャーといっても過言ではなかった横井繁廣さんが突然2月に亡くなりました。私と同い年ですし、この22年、大阪行くたびに遅くまで酒飲んでましたし、ゴルフにも良く行った、仕事の関係を超えて、友達だったもんですから、血縁関係以外で、こんなに近い存在の人が亡くなったのは初めてのことで、かなりのショックでした。同じように感じているアーティストは私以外にもたくさんいることでしょう。

*東日本大震災
このことについては、ここで何かを書くことによってどうしようという次元での話ではありません。日本全体が今まで別に考えもしなかった考えるべきだったことを考えるようになりました。私は音楽家として、という以前に社会人として、所属会社全体で復興を支援する体勢を今後も継続していきます。

*携帯電話機種変更
98年から12年半使い続け、その末期には電話としての機能をほぼ果たせない状況にあった名機【P-205】の継続所持を遂に断念、機種変更しました。店員さんに「コレはだ〜っれも持ってないっすね」のひとことで【L-04B】に即決。現在は写メが大活躍中。(関連コラム No.309)

*昭和音楽大学管弦楽団とのコンサート
過去にNHKの番組で『愛は勝つ』1曲のみをフルオーケストラにアレンジしたことはありましたが、自分の持ち歌・自作の器楽曲・国歌を含めた16曲をアレンジして、実際に演奏したのは初めてのことです。それにはそうとうの時間を費やし、頭もはげちゃうんじゃないかってくらい使いましたが、はげませんでした。これは私の音楽人生に於いてたいへんに有意義な経験であり、音楽家としての私の夢のひとつである“オーケストラ・コント”に向けての重要な第1歩です。また次の機会をいただきたいですし、なにしろまわりがみんな19〜20歳ってのが最高、それがすべてです。(関連コラム No.312 / 313)

*ロシア語のレッスン開始
12月のインタビューなどで来年の抱負を聞かれて、「ロシア語をカタコトレベルまで勉強する」ともう5年くらい言い続けたまま、文法書と辞書はとっくに買ったものの結局なんにもやらぬまま、訪露歴だけは増え続けて、そのわりにレストランでの料理の注文もままならないようでは、【世界カタコト協会】の主宰としては、あまりに体裁が保てないということもあり、ついにお金をかけて勉強することにしました。外国語を習うのは、96年のイタリア語以来15年ぶりです。しかし、ありがたいことに忙しい日々が続き、なかなかレッスンに通えぬまま半年が過ぎ、「見る・聞く・話す・仕事をする・休む」などの動詞がやっとこさ登場してきたところで年を越します。しかし、最も大事なのはレッスンの回数ではなく、毎日の自分自身の積み重ねであることはわかっちゃいるんですけどねぇ。なかなかねぇ。というわけで、来年の抱負はここ数年とかわらず「ロシア語をカタコトレベルまで」です。(関連コラム No.316)

*アゼルバイジャン/グルジア旅行
当面、旅行先としての興味の対象はロシア語圏ですから、選択肢は複数ありますが、6月はその名の響きでアゼルバイジャン、その流れでグルジアを偵察してきました。ソ連離脱から20年、両国とも現在はまだロシア語圏と言えますが、もうあと20年も経てば、母国語以外はロシア語よりも英語のほうが通じる国になってしまうんじゃないかと思います。そんなことより、グルジアの旅行記をまだ書いてないのでどうにかせんとくん、とも思ってます。(関連コラム No.318 / 319 / 321 / 326 / 327 / 328)

*人生初山形
9月18日(日)、navy & ivoryのコンサートのゲストとしてお呼ばれし、人生48年11ヶ月と3週間にして初めて山形に行き、演奏しました。うん、やはり東北のニュアンスは好きですねぇ。これで福井県を除く全都道府県で演奏したことになります。逆に言うと、福井県だけ演奏してないぢゃないか、ということです。これはひとつの大きな問題だととらえています。(関連コラム No.331)

*Cabrells
私自身初の試みであった“微妙なアコースティックバンド”Cabrells。それも、CDも作って札幌東名阪ツアー。ドラムのないバンドですから、アレンジも根本的に考え方を変えなければならないこともあったりなど、おもしろかったですし、いろいろ良い経験ができました。唯一のオリジナル『Chu Chu Chu』はインディーズ流通商品ですが、作品としてはなかなか良いものができたとクリーンクレンザー自負しています。まだお聴きでない方は、今からでも是非どうぞ。パラパラマンガもあるでよ。(関連コラム No.317 / 325 / 336 / 337)

*三谷幸喜監督作品 映画【ステキな金縛り】
いやぁぁぁ、まいりましたね。なんでしょう。行く先々いろんなところでいろんな人に「観ましたよ、ふふふ」って言われてます。よぉ〜く考えればこの『金曜コラム』ではこの件について、未だにちゃんとコメントしてませんね。いやぁ、この件についての私はなにしろドシロウトですからね、なにをどう書いてよいものかわからぬままでして。でもまぁ、私がここに書く書かないに関わらず、多くの人に作品を観ていただけるであろう、という考えでそのままにしてました。撮影はすでに去年の夏に終わっていたこの映画、映像の編集が終わった後に、じっくり時間をかけて作られている音楽もたいへんに素晴らしいです。とにかく、三谷幸喜監督に出会い、この素晴らしい作品に参加させていただいたことを感謝していますし、その出会いのキッカケを作ってくれたのはまぎれもなく平井堅さんですから、堅さんにはこれからもときどきお酒をおごってあげようと思います。

*Live in Moscow
これはまた、私の音楽人生に於いてたいへんにうれしい出来事でした。2012年元旦の夕方17時から、USTREAMにて新春特別再配信します。日本語字幕も付けてます。この映像をDVDする予定は全くありませんから、ライブ当日に観ていただけなかった方は、この機会に是非、私の憶えたてのロシア語をお楽しみください。(関連コラム No.338 / 342)

*ベラルーシ旅行
そんなモスクワでのライブのついでに、意識的に飛行機を乗り間違えてベラルーシの首都・ミンスクを偵察しました。ステキな街です。(No.341 / 343)

という感じで、あくまでザクッとですが、ホントに今年はいろんなタイプのことをやった年でしたし、その多くは前年には予想すらしていなかったことです。なので、数日後に始まる2012年だって、なにがどうなっていくのかなどわかりません。なにしろ、時間なんてのはあっという間に過ぎていきますから、私がよく言う「もうすぐ、来年のクリスマスですね」なんてのも決して冗談ではないのです。あっという間に過ぎていくことがわかってんだったら、じゃぁどうする?と考えてみたところで、結局は目の前にあることをひとつひとつ丁寧にやりすすめる、だけですからね。そうです、“丁寧に”、私のとってはこれが最も重要なのです。だからひとつひとついちいち時間がかかるのです。そうやっていると時間なんてのはあっという間に過ぎていくってことです。だから「もうすぐ、来年のクリスマスですね」なのです。

はい、何を書いてんのかわかりにくくなってきたところで、お衣装の話。今年もいろんなライブやイベント、計14本にお呼ばれして、TPOに合わせて様々なお衣装を着た年でもありました。いくつかピックアップしますと、こんな感じ。関連コラムにそのお写真が載ってます。

 1月 8日(土)つるの剛士/日本武道館/剣道着(関連コラム No.296)
 5月19日(木)TRICERATOPS/西麻布 SWEET EMOTION/オペラ座の怪人
         (関連コラム No.314)
 7月 9日(土)ナオト・インティライミ/両国国技館/行司さん(関連コラム No.322)
 7月18日(月)ap bank fes ’11/つま恋/学生服(関連コラム No.323)
 9月24日(土)長田大行進曲/神戸フラワーパーク/アラブ服(関連コラム No.332)
11月27日(日)Daddy’s Reborn Jam/大阪城ホール/アメフト還暦特別仕様
         (関連コラム No.)

続いて、今年観せていただいたコンサート全16本をざっと並べてみます。

 1月19日(水)STING/日本武道館
 2月 3日(木)山崎まさよし/東京 NHKホール
 2月23日(水)秦基博/神奈川県民ホール
 2月28日(月)Hall & Oates/国際フォーラムA
 3月 6日(日)EAGLES/東京ドーム
 4月 6日(水)TRICERATOPS/西麻布 SWEET EMOTION
 5月 8日(日)Mr.Children/さいたまスーパーアリーナ
 5月11日(水)aiko/東京 NHKホール
 5月16日(月)Maroon 5/日本武道館
 5月21日(土)スキマスイッチ(FAN CLUB限定ツアー)/札幌 Cube Garden
 5月25日(水)菅原龍平/下北沢 ECO
 8月 2日(火)John.B & the Donuts!/名古屋 Dufi Cafe
11月 5日(土)秦基博/日本武道館
11月 6日(日)スターダスト・レビュー/金沢 本多の森ホール
11月10日(木)トータス松本/小樽 GOLD STONE
11月11日(金)aiko/ZEPP SAPPORO

みんなスゴイ、それにつきます。いや、ホントに。みんな全力で、本気でやってる感じがすごく楽しいです。そしてそれは私にとってたいへん良い刺激になっています。なかでも特に印象に残っているのは、Maroon 5の武道館と、トータスくんの弾き語りです。

最後に、【Album of the Year 2011】の発表ですが、まずは過去の受賞作品はこんな感じ。

2004 Songs About Jane / Maroon 5
2005 A Time To Love / Stevie Wonder
2006 Morph The Cat / Donald Fagen
2007 It Won't Be Soon Before Long / Maroon 5
2008 邦楽に優秀作が多数あり選考不能
2009  (Triangle) / Perfume
2010 Documentary / 秦基博

さ、では、発表します。

私ひとりが勝手に選ぶ、【Album of the Year 2011】は!?

『JPN』Perfumeです!!!

いやぁぁぁ、ねぇ。だってそうでしょう。平井堅くんの『Japanese Singer』はすごくおもしろいアルバムでしたし、スキマスイッチの『MUSIUM』も素晴らしいです。でもね、最後の最後にPerfume出ちゃったら、もう、しょうがないっしょ。だって選考委員は私ひとりなんですから。ということを、平井くんにも大橋くんにもお話ししました。でもね、ほんとカッコイイですよ『JPN』、マジでマジで。

はぁい、というわけで、いろいろあった2011年。そんな2011年を漢字一文字で表すと・・・、なんてのがどうもイヤなんですよ。なんか、おおざっぱな感じがしてね。それがどうあれ2011年、こんな私になにかとおつきあいいただき、ありがとうございました。唐沢年明けからすぐにバンドツアーが始まりますから、会場での皆さまの反応を楽しみに予測しながら、年越しなど関係なくず〜っと練習してます。来年もよろしくおつきあいくだサインコサインジャンケンポ。

よりよい落としを。


(写真はイメージです)

2011/12/30



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