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Friday Column

No.296

『上海最新グルメ情報 その1』

実は先週末8日(土)、つるの剛士くんの日本武道館公演【ドリームジャンボつるの祭り】にシークレットゲストとして出演し、『大きな夢 小さな声』『永遠』と2曲ほどピアノを弾かせていただきました。お衣装は、はい、そうですよ。日本武道館なのですから、そりゃ当然でしょう。他に何を着ろというのでしょうか。どう考えても私が正しいと思います。


どう考えても私が正しい

さて、今週は上海の話。年末から元旦にかけてちょろっと行ってきました。なぜ今、上海か、というと、今回は母と兄夫婦との旅行ですから、福岡からの直行便が飛んでる都市の中からああでもないこうでもないと消去法で台北と上海が残り、兄夫婦は訪台暦は多くあるものの、大陸には行ったことがないということで、上海に決定しました。ちなみに、中国大好きな私の訪中歴は23年間で18〜9回目。もう正確に分かんなくなりましたがたぶんそのくらい。上海は4年ぶり8度目、これはあってるはずです。なもんですから、行く度に極端に変貌する上海ですが、この期におよんでこれといった新鮮味はないっちゃないんですが、しかし、“現地のもの食べる”こと、そして“中国語をしゃべる”ことは、何度目であろうが変わることのない大きな2つの楽しみなので、それだけで充分なのです。というわけで今週来週は、中国・上海の最新グルメ情報です。っつったって、その数日で私が食べたものを並べるというだけですけど。ま、これをお読みの皆さまがいつか上海に行くハメになった時に、なんとなく思い出していただければ、そんなイメージでどうぞ。

まずは、食べものの前に乗り物、リニアモーターカーです。2002年に開業したらしいですが、2006年に来た時は2度ともライブ、つまり仕事だったので、ばっちり空港送迎があったもんで乗りませんでした。というわけで、人生初のリニアモーターカー。中国語では【磁浮】と書いて“ツーフー”と読みますが、英語表記は“MAGLEV”、どうやらMagnetic Levitationの略のようです。浦东国际机场(浦東国際空港)から上海市南東部の龙阳路(龍陽路/ロンヤンルー)駅までの約30kmをなんと8分で突っ走ります。新幹線よりもやや大きめの車輛の普通席は3席/通路/3席の配列。ドアの上には走行速度が電光掲示されます。時間帯によっては430km/hでぶっ飛ばすらしいですが、私が乗った時の最高速度は320km/hくらいでした。感覚としては、なんというんでしょうねぇ、新幹線のメチャクチャ速いやつって感じでしょうか。コレってうれしいのかつまんないのか自分で決めらんない感じでしたが、Perfumeファンとしては必ず乗っておかねばならない乗り物なので、乗ったという事実だけで良いのです。


 


はい、では上海最新グルメ情報です。

12月28日(火)、東京から1日早く単独到着した私はまずラーメンを探しました。淮海南路(ファイハイナンルー)と陕西南路(シャンシーナンルー)交差点付近、Mister Donutsがある辺りの2階に比較的きれいそうな麺店、【康师傅私房牛肉面】(カンスーフースーファンニュウロウミェン/康師傅私房牛肉麺)をみつけました。どうやら市内に数店舗あるチェーン店のようで、内装もメニューも店員さんの制服も日本のファミレス風。上海ではちょっとナウな感じで、その分お値段もやや高めみたいです。店名にもなっている“牛肉面”を注文。ビーフコンソメ風のスープに、ラーメンというよりはニュアンス的には細いうどんに近い感じの麺。牛スネ肉の煮込みと人参、チンゲン菜がのってます。日本人的に解釈すれば“ビーフシチューうどん”というイメージでしょうか。「これをスープに混ぜて食べてください」と添えられた、たぶん雪菜(高菜に似た漬け物)を入れると、酸味が増してイイ感じになりました。24元なので、日本円でだいたい300円くらいでしょうか。なかなかおいしゅうございました。


牛肉面/ニュウロウミェン

夜は、フランス租界時代の洋館を残したまま再開発されたリッチ&スノップなエリア・新天地(シンティエンティ)へ出かけます。4年前に2度ライブをやったエリアです。この辺りはここ数年で家賃が2倍・4倍とふくれあがったそうで、私がやったライブハウスはもう無くなってしまいましたが、エリアとしての人気はぐいぐい上昇しているようです。【宝莱纳】(パオライナウ)というアイリッシュパブで軽くビールなど飲んだあと、4年前に目を付けていたレストラン【夜上海】(イェシャンハイ)へ。ここではなんらかの上海料理を食べるつもりでしたが、10年前に上海で食べた四川料理“辣子鸡”(辣子鶏/ラーツチー)をメニューに見つけてしまいましたから、それを注文しました。下味をつけた鶏肉の小間切れを大量の唐辛子とピーナツと一緒に油で一気にジャァ〜ッと揚げる、シンプルでインパクトの強い料理。これをつまみにヒーヒー言いながらひたすらを青岛啤酒(チンタオピイチゥ)を飲むのです。たいへん辛ろうございました。


辣子鸡/ラーツチー

12月29日(水)。夕方に母と兄夫婦が到着するまでが私の単独行動時間ですから、大学オフィシャルTシャツを求めて上海大学に行かなめればなりません。思えば上海での単独行動は97年以来13年半ぶり、大学に行くのは8度目にして初めてです。過去7回、私はいったい何をしに上海に来てたのでしょうか。とにかく、地鉄1号線に乗って延长路(延長路/イェンチャンルー)駅へ。地上に出て北に5分歩けば上海大学(シャンハイターシュエ)の正門がありました。


来たぜ、上海大学

とりあえずあたってみたのは生協っぽいお店【上海教育超市】(シャンハイチャオユィチャオスィー)。“超市”とはその字の通り“スーパーマーケット”という意味です。中に入ると、食料品・文房具・コピー機など学生生活に必要そうなものはひととおりありましたが、衣類はなし。レジの女性に尋ねましたが、大学オフィシャルTシャツは存在しないとのことでした。大学構内は学部別の建物や学生寮、小さい商店も数多くありました。私が福岡にいた頃の九州大学教養部の雰囲気に似ていいて、なんだか妙に馴染めました。あちこちに青と赤のポットが置かれていましたが、なんでしょうね。


上海教育超市
 

あちこちにポット

そんな構内をうろうろしながら、学生さんや校内の売店などで4回ほど尋ねてはみましたが、皆一様にオフィシャルTシャツは存在しないというので、そのへんであきらめて、天気の良い芝生の広場で記念写真を撮りました。


あきらめの上海大学

というわけで、大学前の通りに数店ある点心屋さんで“生煎”(ションジェン)を食べることにします。上海名物の重要なひとつである“生煎”とは、皮がやや厚めの小龍包が鉄板で焼かれた、つまりは“焼き小龍包”。コレが旨いのよ。この後、ラーメンも食べなければならないので、そのオードブルとして最小単位の4個(2.5元=35円くらい)を注文。鉄板から鉄ヘラでササッと発砲スロール皿に取り上げると、「黒酢は?」と聞かれたので「えぇ」と答えたら、ピシャーっとかけてくれました。お箸をもらってアツアツの状態のまま路上でほくほくたいらげ、「太好吃了」(タイハオチーラ/とてもおいしかった)と言って、写真を一枚撮らせてもらいました。


大学正門すぐ脇にある【南京汤包】

再び地鉄に乗って淮海中路(ファィハイチョンルー)に戻り、ガイドブックに載っていた麺店があるはずの住所に行ってみたら、ビル建て替えかなんかの工事中でした。仕方がないので泰康路(タイカンルー)方面に歩きながら麺店を探します。思案路(スーアンルー)に、激混みの食堂があったので入ってみました。5分ンほど待って、おばちゃんと相席で座ります。しかし、すごい品数のメニューを隅から隅まで見ても私が食べたい湯面(タンミェン=いわゆるラーメン)はなく、唯一見つけたのは“出前一丁”。英語では“Instant Soup Noudle”と書いてありましたから、日清の“出前一丁”でしょう。タイ・バンコクではインスタント麺をお店で出すのを見ましたが、へぇぇ、上海にもあるんですね。というわけで、なにも注文することなく、ごめんなチャイナドレスってことで退店、改めて麺店を探します。

思案路をさらに100mほど南に歩くと、これまたブリ混みの店を発見。看板を見ると店名は“阿麺娘”(アーミェンニャン)、その横に“麺對大衆”と書いてありますから、大衆向けの麺店だということでしょう。


再びブリ混み店を発見

中に入ると人でギュウギュウ、その間をぬいながら女性従業員がぶりぶり働いています。入口脇のレジの壁にメニューがあり、そこで注文してお金を払い、レジのお嬢さんが手書きで数字を書いたレシートを受け取ります。私がたのんだのは、高菜みたいな漬け物と細切り豚肉が入った雪菜肉丝面(シュエツァイロウスーミェン)。受け取ったレシートにはボールペンで“208”と書かれてました。で、どうするんでしょう。満席の店内を見渡しながら様子をうかがうと、どうやら、列をつくって並んで順番を待つのではなく、そろそろ食べ終わりそうな人の近くに立ってプレッシャーをかけながら席が空くのを待つ、そんな感じみたいです。そして、厨房の狭い窓口からは注文を受けた麺が次々に出され、女性従業員は「198番!」みたいな感じでレシートの番号を叫び、その番号の人が「は〜い、ぼくで〜す」みたいな感じで手を挙げ、そこに運ばれるのです。うぅぅん、わかりやすいのかどうなのか分かんないシステムです。そんなうちにも待ち客はどんどん増えますから、日本人的にお行儀よくしてるとホイホイ先を越されそうですから、とりあえず次に自分が座れそうな場所を見つけ、後客の追随を許さぬオーラを出しながらプレッシャーをかけます。結局10分も待たなかったと思いますが、どうにか席に座り、ちょうど良いタイミングで「208番!」とコールがかかったので元気よく手を挙げて、雪菜肉丝面が運ばれてきました。麺は九州中部くらいの細麺で、かなり甘味の強い醤油味。濃かったですけど、これまで中国本土で食べたラーメン類の中では最もおいしゅうございました。


雪菜肉丝面/シュエツァイニュウロウミェン

はぁ〜、食った食ったってことでホテルに戻ってひと休み。母と兄夫婦の到着を待ちます。この続きはまた来週。

さて、私自身の今年の初ステージは【ばったり#13】1月10日の新潟公演でした。観にきていただいた皆さま、ありがとうございした。でもって、明日明後日は大阪2公演です。会場でお会いできることを楽しみにしています。

2011/01/14



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