|
No.398
『タイペイでタイペン』
この度、家のスキャナー【EPSON GT-9700F】が引退しました。
コンピューター導入時に同時購入した２００１年秋から約１１年、主にポジフィルムのスキャニング、その他、過去の写真や譜面類のデータ化など、このサイトの運営も含めて公私ともに重要な役割を果たしてきた名機です。
去年秋に【PowerMac G4】【iBook G4】ともに電源が入らなくなって処分して以降、現在私が使用するコンピューターは【MacBook Pro】１機のみで、そのＯＳは「10.7.4」です。年末の台北旅行のポジフィルムを取り込もうとした時に、このスキャナー【EPSON GT-9700F】の、OS「10.7.4」に対応するドライバーがないことが判明しました。んんん・・・、いわゆるひとつの時代の進化から除外されてしまったのです。スキャナー本体はなんの支障も故障もなく稼働しているのに、引退を余儀なくされてしまうのか。んんん、私のライフスタイルに反する、いかんともしがたい悲しい現実です。
やり場のない怒りがこみ上げる気にもなれず、しかたなく新機購入のため家電量販店へ行きましたら、最近はプリンターとスキャナーがひとつになった複合機が主流のようです。スキャナーと同じく２００１年秋に購入したプリンター【EPSON PM-890C】は、トナーのホルダー部分が破損しているものの、プリント自体には問題なく、OS「10.7.4」にも対応しているので、引退させる理由はどこにもありません。なので、スキャナー単体を探しますが、ポジフィルムをスキャンする機種が極端に少ないという、もうひとつの悲しい現実に気づきます。若い女性正員さんを探して、「ポジを取り込めるやつを探してるんですが」と訊ねると、「ポジ・・？」と不思議な表情で、イヤホンと連動した小型マイクで別の男性店員さんを呼びましたよ。正直言うと、そのスキャナーにどんな機能があるかくらい、商品説明の札を見りゃわかるわけで、オレはただ、女の子の店員さんとカンバセーションしたかっただけだったんですが、「ポジ」というワードが、ふと彼女を遠ざけてしまったのです。なんか、ものすごく悲しいですよ。
で、こちらの質問の意味をなかなか理解してくれない男性店員さんに、とにかくポジスキャンが可能なスキャナーの店頭在庫はあるのかと聞いたところ、結局ないとのことでしたので、わかりましたと帰宅して、メーカーさん直にネット注文しました。
で、新規導入したのがこちら。
【EPSON GT-F740】は前機種よりも薄く軽くなり、蓋が横に開きます。１１年ぶりの新機種なので、ポジのスキャニングもビックリするくらい速くなってるのだろうかと期待しましたが、向上開発の対象ではないのでしょうか、前機種とほぼ同じ感じでした。ま、でも充分です。さっそく台北で撮ったポジをすべてスキャンしてデータ保存しました。
というわけで、台北で撮影したワールドワイドダジャレフォト(WWDP)、新作を御覧いただきます。
２０１２年１２月２８日（金）、ロケ地は中正記念堂です。私の胸元を見てください。ネクタイを留めるいわゆるタイピンが、よく見るとピンではなく、ペンです。つまり、タイピンではなく、タイペン。台北→タイペイ→タイペン？・・・とゆうわけで、タイトルは『タイペイでタイペン』。
まぁ、しつこい説明が必要なほど、それはそれはそーとーくるしいことは重々承知の上戸彩ですが、なにも撮らないよりはマシでしょう。ということで、WWDP同志の二股ピアニスト・塩谷哲氏からも好評をいただきましたので、皆さまもおおらかに御笑眺ください。
そうだ、台湾と言えば！ 一青窈さん執筆のガイドブック【てくてく台湾】がPARCO出版から発売になってます。私も少し読ませていただきましたが、文章がとてもおもしろく、たいへん楽しい内容のようです。よろしかったら是非どうぞ。
あ、それから、ちょっと前からからちょこちょこ言っていた“ひみちゅのお仕事”とは、【くまモン】公式テーマ曲の件です。皆さまにお聴きいただけるのはもう少し先ですが、かなり良い曲になりましたので、充分に御期待ください。
というわけで、３月７日（木）朝、【EPSON GT-9700F】は、“粗大ごみ”として引き取られていきました。お疲れさまでした。
2013/03/08
| 
