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Friday Column

No.041

『空港は楽しい』

2月16日に神戸空港「マリンエア」が開港しましたが、テレビや新聞を見る限りでは、なぜでしょう、“税金の無駄遣い”とか“本当に必要か?”とか“問題だらけ”とか、いちゃもん系の扱い方ばかり目にします。実際のところどうなのかはわかりませんし、捉え方次第でいろいろな解釈があると思うんですが、私の場合は単に航空ファンですから、飛行機にも空港にもたいへん興味があり、新しい空港ができるってのは興味の対象がひとつ増えるってことで楽しいことです。んなキッカケで今回は、全国の空港について私なりにあれこれ書いてみます。

出身地、福岡空港は横に横に後から後から増設した建物で、利用回数の少ない方にはちょっとわかりづらい作りかもしれませんが、しかし人口100万越の発着便数も多い空港としては、市街地との距離は最短ではないかと思います。博多駅までタクシーで1,200円、中心街「天神」まで地下鉄で11分、私の実家からもタクシーで25分、2,800円という便利さです。おみやげはやっぱ「明太子」でしょうね。

広島空港も昔は街から近かったんですが、海に突き出た滑走路には霧が出やすく、また747が離着陸できる長さではなかったこともあり、94年の「アジア競技大会」開催にあわせて三原市の山間部に新しい広島空港が開港、前の空港は鹿児島・宮崎便のSAAB機などが発着する「広島西空港」になりました。新しい広島空港に初めて行った時、手荷物検査上入り口のJAL職員さんにバシッと正統派美人がいまして「うんうん、イメージいいっすねぇ・・」と思いながら金属探知機を通過して進むと、その先にさっきの美人が。「え、ワープした?」と思って後ろを確認すると、美人双子姉妹が同じ職場で働いているというカラクリでした。そんなこともありこの空港はダブル・グッド・インプレッションズ(略してDGI)です。

FM802のレギュラー番組をやっていた頃は大阪・伊丹空港をよく利用していました。どこの空港も飛行機は基本的に向い風方向で離着陸を行い、同じ滑走路でもその時の風向きで降りたり飛んだりする方向が随時決定されるんですが、ここ伊丹空港は9割がた北西方向へ着陸してました。東京からの便は奈良上空を通って金剛山地の南端で右旋回し、高度を下げながら新大阪駅の真上を通過し、高速道路に擦るんじゃないかくらいのイメージで着陸しますが、ごく稀に逆方向からの着陸になる時はえらくスリリングでした。宝塚の山に向かって一直線に降下し、ためてためてギリギリで一気に右旋回、高度も速度もすっかり低い状態での右急旋回ですから、往年の香港啓徳空港の“香港カーブ”並みのシビレもんでした。

名古屋の小牧空港は楽しかったですねぇ。建物の3回に「航空科学館」があって、飛行機の写真や模型などが展示してあり、搭乗までの暇つぶしには持ってこいの場所なんですが、ここに大きな四角いボックスがドカンとあって、近づくとそれは「フライト・シミュレータ−」、これがなんとも楽しいんです。100円だったか300円だったかは忘れましたが、お金を払ってボックス内に乗り込むと2m×2.5mくらいのスクリーンに向かって座席が6席くらいあって、座ってシートベルトを締めると扉が閉まり真っ暗になります。しばらくするとスクリーンに映像が映し出され、おそらくセスナ機かなにかからの空撮映像に合わせて、ボックス全体が傾いたり揺れたりして“疑似飛行体験”を楽しむ、というものなんですが、この傾き具合・揺れ具合が映像とはあんまり関係ないというか、ほとんどイメージで揺れたり傾いたりしてる感じで、これが切なくてね、いいんですよ。そうなんだよ飛行機って“切ない乗り物”なんだよなぁ〜、と意味もなく感傷的になったりします。基本的にお客さんは上がって来ないこのフロアですが、たまにやってくる他のお客さんがシミュレータ−に乗るのを外から眺めるのも、また別の意味でおもしろいです。四角い箱がグァ〜ン、ガクン、ゴゴゴンと数分間動き、やがて止まったら、中からな〜んだかなぁ〜と消化不良な表情で降りてくるんです。この感じもけっこういいんですよねぇ〜。外から見るのは無料ですし。そんな小牧の「フライト・シミュレ−タ−」、最後に乗ったのはもう10年くらい前ですが、まだあるんですかねぇ。あるんだったら乗りたいなぁ。しかし去年「中部国際空港」ができてからは主要路線はみんなあっちに移ってしまい、現在の小牧は帯広・秋田・山形・高知といった路線が中心のマニア向け空港になったんで、なかなか利用するタイミングがないんですよね。あとはライブツアーの本数をぐいぐい増やして小牧空港に発着するチャンスをうかがうしかないですね。そういう意味でもがんばりますんでよろしくお願いします。

話がぐっと西にもどりますが長崎空港、ここもいいですよ。なんつったって世界初の埋め立て海上空港ですから。ターミナルビル屋上には送迎展望デッキがあって、そこへ上がる階段の前に、日本語ではなんと言うんでしょうか、英語で言うところの【turnstiles】なんですが、いわゆる三本足の鉄棒がガチャンと回転する改札ゲートがありまして、その料金投入口に「大人100円・子供50円」と書いてあります。が、しかし硬貨投入口はひとつ、付近に係員らしき人はいません。例えば展望デッキに上がろうとする人が大人だとしても、しらばっくれて子供料金50円さえ投入すればゲートは通過できる、つまり“モラルのゲート”なんですね。あれはもう10年数前、私は30を越えた社会的には立派な大人でしたので100円を投入しようとしましたが、しかし待てよ、私は自分自身を本当に“おとな”であると認められるのだろうか。むやみに人のあげ足をとってからかったり、緊張する場面に耐えられずふざけてごまかしたり、時にはなにがなんでも自分の考えを曲げなかったり、私は小さい頃から根本的にはなんにも成長していない、ただの“こども”ではないだろうか。とはいえ30を越えて子供料金というのはいくらなんでも無理があり過ぎる。ならば“こども以上おとな未満”ってことで75円を投入して通過してみるか。いや、どこかに“おとなセンサー”が機能していて警報ブザーでも鳴ったりしたらそれこそ新聞沙汰だ。などと悩んでいる間に搭乗時間となり、結局私はその展望デッキへは昇りませんでした。まぁ、後半の描写はちょっと作りましたが、この“モラルのゲート”まだ存在してるんでしょうかね。もしまだあるのであれば次は時間に余裕を持って、もう一度“私は大人なのか”を考えてみたいです。

なんだか古い話ばかりになってしまいましたんで、空港最新うまいもの情報でも。札幌・新千歳空港には肉まんの肉のかわりに“かに”が入っている「かにまん」というのがあって、コレうまいですよ。数年前までは手荷物検査上を入った搭乗ロビーの各売店にあったんですが、315円という価格設定が高すぎたのか、最近はどこもひとまわり小さい「海鮮まん」にとってかわり、値段もたしか260円。現在は16番ゲート前の売店のみ、315円のもちもち旨い「かにまん」が食べられます。ここの「ぶたまん」315円もおいしいです。「かにまん」にはしょうゆが、「ぶたまん」にはソースが添付されるというこだわりもグ−。

函館空港の3階には、空港とその周辺地域の“ジオラマ模型”があり、飛行機好き・模型好きには ナイスなスポットです。同じ階のレストラン『ポルックス』に「函館空港ラーメン」ってのがあり、自信に満ちたネーミングにひかれて食べてみましたが、これうまかったです。塩ラーメンに炒めた豚肉・野菜・魚貝類がたっぷり入っていて、麺はラーメンなんですが、ニュアンス的には「ちゃんぽん」に近い味わい。ちょっとしょっぱいっちゃしょっぱいんですが、なんの期待もせず食べたこともあり妙に旨かったです。

去年夏、スターダスト・レビューの野外コンサート隠しゲスト出演のために久しぶりに行った富山空港は、河川敷に滑走路があって土手をはさんでターミナルビルという珍しい作りです。2階のレストラン『エレガ』に“白カレー”と“白カレースパ”なるものがありましたが、恥ずかしながらイマイチ勇気が出ず食べませんでした。次行く時は勝負するべき響きのメニューです。ウラジオストック便が飛んでるのも私にとっての大きな魅力です。

あとですねぇ、空港話は海外も含めてまだいろいろあるんですが、またなんかの機会に書きたいと思います。来月には新北九州空港が開港、09年には静岡空港もできるそうです。私は歓迎ですよ、新空港ばんばんカモ〜ン。


新千歳の隠れ名物「かにまん」
 

函館空港のジオラマ

2006/02/24


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