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Friday Column

No.315

『青汁まつり』

さて、久しぶりにものを考える時間の余裕があり、いろんなコンサートを観せていただいたり、出させていただいたりの5月、東京は早くも夏の予感がじわじわと出てきていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

何週か前にドラッグストアで粉末の青汁を衝動買いしたなんてことを書いたようなそうでないような気がしますが、今回はそんな話を写真でごまかしながらやってみたいと思います。

なぜそれを衝動買いしたのかはわかりませんが、ま、健康に関する不安を心のどこかで感じはじめるには充分な年齢ですから、そのようなことからでしょうか。買ったのは【青汁三昧 ライト】。


青汁三昧 ライト

30包で3,000円くらいだったと思います。“青汁”と言うと、私たちの世代にはやはりあの強面の俳優さんが「うぅぅ、まずい!」と言うテレビCMのイメージが強く、それがすべてだったりしますが、実際にミネラルウォーターで割って飲んでみたこの【青汁三昧 ライト】は、それが“ライト”であるからなのか、期待していたほどのマズさはなく、それは改良を繰り返し“飲みやすさ”という品質が向上したということなんでしょうけど、すんごいマズいもんを期待していた私には「ふぅぅん、飲めるじゃん、べつに」という正直拍子抜けするものでした。

と、ここでこの【青汁三昧 ライト】への興味はほとんどなくなったんですが、まぁ消費しなきゃだしなぁ、ということで、コラムネタとしていろんな飲み方を試してみることにしました。

まずはジュース系から。


Tomato
 

Orange-Tomato
 

Peach
 

Green

「Green」ってのはいわゆる野菜飲料。たしか伊藤園の『緑の野菜 モロヘイヤ&フルーツミックス』だったと思います。ま、ほとんどは予想どおりです。あまり抵抗なく飲みほした後に、溶けきれずに残った粉末がほんのりと青臭く残る、そんなイメージ。青汁は別として“Orange-Tomato”はおいしいですよ。けっこう前からふつうに飲んでます。ホテルの朝食バイキングなどでは、わざと他の宿泊客に見えるようにオレンジとトマトをミックスします。そして、その行為を横目で見ていた人が、私がその場を去った後に、なにげにミックスしてみるのを見るのが好きです。ちなみに、ジュースのコラボでいうと、“Orange-Pineapple”または“Tomato-Pineapple”がイケてます。


Carrot
 

Kiwi
 

Mango
 

Pineapple

このあたりはなかなかおもしろかったですね。青汁の主成分であるケール、モロヘイヤなどが温暖な土地の植物だからでしょうか、温暖系の果物にはとてもよく合います。特にKiwiやPineappleなんかは、そのまま飲むよりある意味・逆に・ある反面、うまくなったんじゃないの、と思えます。例えばそれを誰かに飲ませようとする時、そこに青汁の粉末が混ざっていることは決して知らせずに「皮ごとミキサーにかけたんだよ」と言えば、そのまま信じ込んでうまいうまいと感激することでしょう。そしたら「そうなんだよ、皮だよ、皮が旨いんだよ」と言えば、その後の展開はもう間違えなくこっちのもんでしょう。

続いて、ヨークルト系です。


Yogurt Drink
 

Yogurt-Orange
 

Yogurt-Green

このあたりは、つまんなかったですね。可もなく不可もなく。無難な感じ?


Yogurt-Tomato
 

Yogurt-Mugi
 

Milk

ヨーグルトは基本的に無加糖のやつですが、このへんはイイ感じにマズくて良かったですね。 “Yogurt-Tomato”は「なんだよコレ」って感じ。“Yogurt-Mugi”とはヨーグルと麦茶。「オレ、なんでこんなことやってんだろう」って感じです。ふと魔がさして牛乳でもやってみたんですが、これはすごくシンプルにダメですね。ってゆうか、もともと牛乳自体がキライなんですから。朝イチにこの不快感はなかなかイキな1日のスタートです。

そんな感じで混ぜるもんもなくなってきたので、お茶系でもやってみました。


伊右衛門
 

玄米茶
 

ジャスミン茶

すべて市販のペットボトルのお茶です。ね、バカでしょう。・・・と思うでしょう。ところがこれが、以外と自然でした。“乾燥した葉”という意味では無理矢理同類だという解釈もできますし。でも、ジャスミンは微妙だったかな。ちょっと小競り合いしちゃった感じ?

はぁい、このくらいで充分でしょう。
結論としては、私はパイナップルジュースが好きで、やっぱり牛乳は嫌いだということです。青汁なんて30杯も飲めばもう慣れちゃいました。そのまま粉でイケますよ。そういえば、小さい頃に駄菓子屋にあったジュースの粉末だって、水で割るより、粉のまま食べるほうがおいしかったじゃん。なんてことを思い出しました。

次に実験するとしたら、料理でしょうかね。
表面を青汁の粉末でコーティングした“青汁おにぎり”とか、ジェノヴェーゼのペストソースのパセリのかわりに青汁の粉末を混ぜて“スパゲッティ・アオジラータ”とか。そこそこイケるんじゃないかと思います。

2011/05/27



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