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Friday Column

No.397

『ばったりラーメンガイドブック 下巻』

はい、2月が終わってしまいました。4月の京都市交響楽団とのコンサートの編曲もなんとか一段落し、3月は時間に充分余裕がありますが、今月どのくら新しい曲のデモ音源を仕上げられるかが、今年の今後の私の活動効率に大きく影響してきますので、気を抜くわけにはいきませんよ。

そんなこととはなんら関係なく、先週から引き続いての『ばったりラーメンガイドブック』、今週はツアー後半、12月・1月に食べたものをダァーッと並べて御覧いただきます。

■12月1日(土) 大阪 【林記】
大阪2日目のお昼は、もう大昔から通っている揚子江ラーメン【林記】。関西テレビの『freebeat !』をやっている時代の、福建省出身の店員さんとはほぼダチで、簡単な中国語で会話したりしてましたが、「カンちゃんしゃべるのは北京語よ、それダメよ、福建語しゃべんないとダメよ」なんて言われてたものでした。現在の店員さんとはまだ距離がありますが、ほかになかなかない味わいはかわらず。この日は、紅焼排骨と御飯がついたAセット。たいへんおいしゅうございました。


大阪【林記】のラーメン

■12月16日(日) 高知 【千秋】
松山から車で高知入り。数年前に食べた“ミルクかつラーメン”をもう一度確認する意味で食べようと思っていたのですが、どうやら閉店してしまったようです。ということで、なんかへんなラーメンねぇかなぁ、とネットで検索していたら、“美肌すっぽん鍋焼きラーメン”なるものを発見。これでしょう、ってことで行ってみましたが、ネットに載ってた休業日ではなかったんですが、なぜかシャッターがおりてました。なんででしょう、残念。じゃぁ、普通の鍋焼きでいいですか、ってことで、高知駅北の鍋焼きラーメン【千秋】にやってきました。鍋焼きラーメンとは、高知市の西にある須崎市の名物らしく、それは予想どおりに土鍋で軽く煮込まれたあつあつのラーメン。それ以外に特筆することはありませんが、おいしゅうございました。ちくわがいいよね。


高知【千秋】の鍋焼きラーメン(並)

■12月22日(土) 函館 【鳳蘭】
大好きだった老舗【汪さん】が閉店してしまったということで、あてもなくとりあえずタクシーに乗ったら、「今は【高橋屋】が人気ですよ」と言うことだったんですが、できれば人気がないお店に行きたいタイプということもあり、結局、函館出身のWESSの南くんの勧めで【鳳蘭】にやってきました。昭和から続く函館のスタンダードな塩ラーメン。シンプル・イズ・ソルト。たいへんおいしゅうございました。


函館【鳳蘭】の塩ラーメン

■12月23日(日) 札幌 【芳蘭】
札幌公演終了後は、こだわりの和食店で軽く打ち上げ。で、夜中になって、なんかおなかがすいちゃったんでしょうね。気がつけば、ススキノに私はいました。20数年前から、年に1度は行っている角の老舗です。写真を見ると味噌ラーメンにバターをのせたようですね。かわらずおいしゅうございました。


札幌【芳蘭】の味噌バターラーメン

■1月5日(土) 宮崎 【こぐま】
年が明けて宮崎、札幌からの前乗りです。こじゃれたビストロでうまく食べれなかったこともあり、なんかおなかがすいちゃったんでしょうね。気がつけば、橘通に私はいました。宮崎だからこそ札幌ラーメン店に入っちゃうタイプの私は、何も考えずに牛乳ラーメンを注文していました。これが、意外と、おいしゅうございました。(関連コラム No.391


宮崎【こぐま】の牛乳ラーメン

■1月6日(日) 宮崎 【桝元】
写真を見ただけで、うわっ!でしょう。この店に入るまでのいきさつなども含めて、コラムNo.391を御覧ください。とにかく、たいへん辛ろうございました。宮崎の新名物にしましょうよ。なんかわかんないけど。


宮崎【桝元】の辛麺(激辛15)

■1月13日(日) 福岡 【Shin Shin】
長崎から特急かもめ14号で福岡入り。会場近くの【赤のれん 節ちゃん】が日曜定休ということで、BEAの中村さんの勧めで【Shin Shin】へやって来ました。半高菜焼き飯もつけましたよ。たいへんおいしゅうございました。


福岡【Shin Shin】のラーメン

■1月13日(日) 福岡 【一竜】
福岡公演後、ライブを観にきてくれた高校の同級生数人と小粋なイタリアンでの飲み会後、なんかおなかがすいちゃったんでしょうね。気がつけば、西中洲に友人と私はいました。もう充分わかりきってる味ですが、ちょっとぬるかったですよ。たのんますよ。


博多【一竜】のラーメン

■1月14日(月) 福岡 【長浜 安さん】
東京の大雪で帰京便は午後から全便欠航。ってことで、特に予定もなかったので福岡にもう1泊することにしました。こじゃれたビストロで晩食を終えた後の深夜、なんかおなかがすいちゃったんでしょうね。気がつけば、長浜の屋台街に私はいました。で、いちばんお客さんがいないお店に入りました。先客は、どうやら常連さんらしい、イイ感じに酔っぱらったおじちゃんがひとり。このおじちゃんのトークがよかったんですよ。お店の御主人は、たぶん昔は横山やすしさんに似ていたことから、屋号が【安さん】になったのでしょうか。酔っぱらったおじちゃんと御主人の会話。「安さん、あんた、やっぱ髪の毛切らんといかんばい」「いやぁ、ねぇ・・」「ビシ〜ッと切って、横山やすしんごとせにゃぁ」「まぁ、めんどくさかとよ」「あんたそれ、今は、ただの浜田省吾やろが」 私は飲んでたビールをあやうく吹き出すところでしたよ。そんなこともありながら、ラーメンは極めてシンプル。こういうのがいいですね。ちなみに、御主人が「出張ですか?」と聞いてきたので、「あ、はい」と答え、「どちらから?」と言ったので、「札幌です」と自然に言いました。たいへんおいしゅうございました。


福岡【長浜 安さん】のラーメン

■1月17日(木) 札幌 【よし乃】
19年半ぶりの釧路公演の前日、札幌でのラジオ収録日のお昼。テレビ塔下の地下街に2軒あるラーメン店を行ったり来たり迷って、結局スタンダードにしようということで【よし乃】を選択。たっぷりもやしが昔ながらの札幌式です。おいしゅうございました。


札幌【よし乃】の辛みそラーメン(+バター)

■1月20日(日) 松原市 【恵比寿】
大阪の隣市・松原には初めてやって来ました。会館の方から数店の情報をいただき、その中にあった「半ちゃん炒飯」というフレーズに食いつきます。「半ちゃん」って「半炒飯」のことだと認識していましたが、だとすると「半ちゃん炒飯」とは半分+1人前?、ってことでしょうか。だとすると、それはいくらなんでも食べきれないですね。先週書いた、清水の【丸岩】の半炒飯の1.5倍=4分の3炒飯という実例もあるし、どうなんだろう。ま、とにかく行ってみました。メニューを見ると確かにあります「半ちゃん炒飯」。店員さんに「半ちゃん炒飯ってなんですか?」とラーメン屋慣れしてないイメージで聞いてみると、「半分の炒飯ですねぇ」と普通に言われました。つまりそれは「半炒飯」ということです。・・・だとすると「半ちゃん」の「ちゃん」とは、ここでは何を意味するのでしょうか。時々耳にする麻雀用語「はんちゃん」とは一荘(四場四局)の半分「半荘/banzhuang」のことで、その読みを無理矢理カナに置き換えるとするならば、「パンズュヮン」だということは、この際どうでもいいとして、とにかく、しょうゆとんこつと半ちゃん炒飯を注文しました。3種とり放題の“キムチバー”も軽くつまみながら、おいしゅうございました。・・で、結局「半ちゃん」とはなんだったのでしょうか。単なる言い回しですかね。


松原【恵比寿】のとんこつしょうゆと半ちゃん炒飯

■1月24日(木) 旭川 【一蔵】
ツアー最終日、旭川公演の前夜。カジュアルなブラスリーで軽く飲み食いした後、なんかおなかがすいちゃったんでしょうね。気がつけば、さんろくの交差点に私はいました。角のラーメン店【一蔵】には、ワクがむねむねするようなメニューがいろいろあります。鮭ぶしらーめん、ホタテらーめん、白カレーらーめん、ポタージュらーめん、冷製トマトらーめん。んんん、迷って迷って困っちゅゎ〜う〜な〜ぁっ♡ 男性店員さんに「白カレーらーめんってのは、どんなのですか?」と聞いてみたら、「いや・・、ふつうに白カレーの・・」という答え。苫小牧にカレーラーメンがふつうに存在することは知っていましたが、旭川で“白カレーらーめん”がふつうのことだとは知りませんでした。というわけでそれを注文。結果、店員さんのおっしゃるとおり、ふつうにおいしゅうございました。アスパラがちょっと余計だったかな、っていうのと、トマトは正直いらないよなぁ、という感じはいなめなめなめなめませんが、しかし、それらがあるからこそ逆に、この不思議な満腹感に包まれるのでしょう。4ヶ月に渡る全国ラーメンツアーをしめくくるにふさわしい微妙な1杯でした。ちなみに、WESSの南くんは、“冷製トマトらーめん”の“温かいやつ”という複雑な注文をぶつけ、「これは、ラーメンじゃないですねぇ」とか言いながらもすんなり完食していました。さすが、スーパーカムイで熟睡して旭川で降りれずに和寒まで行って折り返してきちゃうだけあります。


旭川【一蔵】の白カレーらーめん

は〜い、というわけで、『ばったりラーメンガイドブック』上下巻で全23食、いかがでしたでしょうか。いかがもなにもないとは思いますが、お近くにお立ちよりの際はよろしかったらよろしくね。じゃぁ、私は曲でも作ります。

2013/03/01



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