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Friday Column

No.381

『SSK & abf』

先週の【コアラるんるんプール】は、各方面から御好評をいただき、ありがとうございました。がんばった甲斐がありました。さて、今週はもうすっかり時間が過ぎてしまいましたが、この夏のライブイベントの御報告です。



まずは、スターダスト・レビューさんと杉山清貴さんと私の8人編成のバンド【SSK ALL STARS】。2010年10月の奈良・平城京、遷都1300年記念イベントにスタレビュさんからお声掛けをいただいての参加以降、去年末には名古屋で、そして今年は、6月に広島・ALSOKホール、7月には山梨県・河口湖のステラシアター、そして、つい先日はテレビ東京の音楽番組にも出演しました。8人が常にステージに立ち、それぞれの曲を演奏する構成でのライブは、自分自身の曲をやるよりも、他の曲をおぼえるのがなかなかたいへんで、楽しいです。っつっても、いちばんたいへんなはスタレビュさんですけどね。



6月の広島と7月の河口湖には、あの伝説の“ハラショー”こと原田省吾さんも登場し、6年ぶりに『エンドレス』を演奏しました。これはただ単にふざけたかったわけでもなんでもなく、やはりこの8人の編成、分厚いコーラスがあってこそ成り立つ楽曲をやりたいと思っての選曲であり、そこから必然的に“ハラショー”さんが登場したのです。ですから、いくら観客席に大きなクエスチンマークが浮かぼうとも、私はまったくもって平気です。ってゆうか、この『エンドレス』、2006年に私のツアーで演奏した際は、アコギとコーラスとキーボードの1部を、ハードディスクレコーダーで同期させての演奏でしたから、完全生で演奏したのは今回が初めてでしたし、歌っていてたいへんに気持ちよいものでした。「これ、ホントはけっこうイイ曲なんだよなぁ」と改めて思わせていただきました。



8月の名古屋・ガイシホールでは、【SSK】にさらに、馬場俊英くん、夏川りみさん、一青窈さんが加わってのイベント。ここでは、アコースティックギターの8重奏をやりました。これは、もともと何をやりたかったのかというと、レコーディングなどで弦楽4声の編曲を過去からよくやってますし、それは音楽家としてなかなか楽しいもんですが、弦楽の場合、まぁ正直お金がかかりますから、気が向いたからといってホイホイ弦入れてやりましょうよ、というわけにはいかないものです。ギターだったらみんな持ってるし、ひとり1音であれば、それぞれの演奏はそんなに難しくはない。つまり、私のようにギター専門でない人でも演奏に参加できるじゃん。それに、チューニングさえしておけば、ちゃんと押さえた音が出てくれる、ってことは、アカペラよりも簡単じゃん。でもって、絵的にもなかなか観たことのない場面が作れるじゃん。と思い立ったことがはじまりです。というわけで、去年秋の【Cabrells】では、アコギ4本でシューベルトの『Ave Maria』を。今年の私のBAND LIVE TOURでは、アコギ5本で『Recuerdos de le Alhambra』を。調子に乗って今回はアコギ8本。スタレビュさんの『めぐり逢えてよかつた』を演奏しました。この形態は、またなんかの機会にいろいろ試して、洗練させて行こうと思っています。



そして、8月は【ap bank fes ’12 Fund for Japan】。これまでのつま恋3日間に加えて、今年は淡路島・宮城県の計7日間のとんでもなく大規模なイベント。私は8月4日の淡路島公演にお呼ばれしました。演奏曲は【SSK】での『エンドレス』と同じ考え方で、ギターが二人いて、分厚いコーラスがあってこそ気持ち良い曲として『青春の風』。そして、やはりこのような大規模会場でこそ歌いたい曲として『よければ一緒に』と『愛は勝つ』。そして、今年は4曲やらせていただけるということで、ならばチャレンジ!とMr.Childrenの『and I love you』を選曲しました。



えぇ、これはチャレンジですよ。だってMr.Childrenのファンの皆さんがたいへんに多く観ていると思われる場所で、敢えてMr.Childrenの曲を演奏するわけですから。「あの曲はやっぱミスチルで聴きたかった」なんてことになっちゃったら、やる意味まったく無し。「あの and I love you、すっごい良かったよね」と思わせる演奏・歌唱をしなければならないのです。2006年の【LuckyRaccoonNight vol.1】で“パイロットとスチュワーデス”として、ミスター桜井さんと二人で演奏していますが、今回は総勢9人のバンドですから、またまったく違うアレンジを施し、それを元にリハーサルで小林武史さんの助言を受けながら作り上げました。結果、Mr.Childrenとはまたひと味違ってなかなか興味深い演奏ができたのではないかと自負しています。



で、今回のお衣装は、鎧兜のいわゆる“甲冑”です。桜井さんにも小林さんにも、淡路島となんらかの関係があるのかと問われましたが、そんなもんは正直なんもなく、ただ単に、前から一度着てみたかった、だけです。こういうお衣装は、ライブをフルで通しで着るわけにはいきませんので、4曲だけという、このような出演の時がチャンスなのです。前から着たかったとはいえ、トータス松本くんが去年の弾き語りツアーのアーティスト写真で着ちゃったんですよ。あんときゃ、「あぁ〜、それ、オレ着たかったのに〜」とそーとー悔しがったものですが、それでもやっぱり一度着ておきたいという強い気持ちは変わらず、今回着てみました。



秋葉原の【武器屋】というところでレンタルできることをインターネットでみつけ、試着しに行きましたが、いやぁぁぁ、重い。とんでもなく重い。兜なんてかぶっちゃったら首が動かないんですから。なので、ぶっつけ本番はちょっとこわいと思い、この衣装を着た状態で淡路島での前日リハーサルに参加しました。気持ちを強く持ち続ければ、4曲はなんとか演奏できるだろうということを確認しておけてよかったです。本番当日、会場に入るとギターの小倉さんとサックスの山本さんが、「で、今日はなに着るの?」と言いました。前夜のリハの後、「あれ着てリハやっといて、本番は違う衣装だったらスゴイよね」と話していたそうです。おぉ、ついに私はそこまで期待されるようになっていましたか、とちょっとテレました。次の機会には、そのあたりも充分に考慮してみようと思います。



余談ですが、トータス松本くんに「悔しいことに二番煎じですが、前々から一度着てみたかったもんで。」と上の写真を添えてメールしたところ、「二番煎じなんてそんな! 昔は大勢で身につけてたんですから。」と返信がありました。うん、なんかわかんないけど納得しました。

さて、9月15日(土)は、大阪の靭公園テニスコートでの【靭のハミング】。
スタレビュさん、馬場俊英くん、宮沢和史くん、そして小田和正さんとの共演です。これはこれでまたたいへんですよ。チケットをお持ちの皆さまは、充分に御期待ください。

ホントに今年もスタレビュさんにはお世話になりっぱなしです。そんなスターダスト・レビューさんの新アルバム【B.O.N.D】が、9月12日に発売になります。3年ぶりのそれは、期待どおりにたいへん素晴らしく興味深い内容です。是非、お聴きいただくことをお勧めします。



はい、というわけで、依然週回遅れの『金曜コラム』、今書いてるコレはあくまで8月31日分です。ということを自分のために明記しながら、今週はこの辺でオヒラキとさせていただきます。

北海道の皆さま、STVラジオ『KANのロックボンソワ』、22日の放送にはスキマスイッチのお二人に、29日には根本要さんにゲストとして御登場いただきますので、お聞き逃しのないようにどうぞ。

2012/09/09



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