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Friday Column

No.399

『こんにち稚内』

はぁい、というわけで、どういうわけかはわかりませんが、行ってきました、日本最北端の町、稚内。1978年、高校1年の夏休みに訪れた以来ですから、実に34年半ブリブリリアント・グリグリグリグリ〜〜〜ンです。

34年前は福岡からの鉄道旅行。稚内へは札幌から急行寝台【利尻】で行ったもんですから、今回もそれに乗ろうかと思ったら、案の定、数年前に廃止されてました。というわけで、ANA4841便でひとっ飛び。3月8日(金)お昼の12時、こんにち稚内に着きました。


Bombardier DHC8-Q400

ホテルですが、もちろん事前にいろいろ調べまして、まぁ〜、【全日空】かなぁ〜、って感じだったんですが、いや、なんかちがうな。それがどこの国のどんな街であろうが【Hilton】とか【InterContinental】とか泊まっちゃうと、中身はみんな同じ感じになっちゃうように、国内の大手航空会社系の高級ホテルもそうですから、やはり、“稚内に来ちゃった感”に満ちたホテルに泊まるべきでしょう、私の場合は。ということで、更にいろいろ調べましたら、ありました。私にピッタリのホテル、その名も【ホテル サハリン】です。

そりゃもう名前見ただけで「よっしゃ!」って感じですし、なんつたってホームページのトップはロシア語表記で【ХОКАИЛО ВАКАНАИ ХОТЕЛ САХАРИН】なもんですから、これはもう明らかに私を呼んでいます。他のホテル予約サイトにも一切写真が掲載されてないミステリアス感も私にとっては大きな魅力。ウキウキわくわく稚内です。空港からタクシー乗って30分弱で着きました。


ホテル サハリン

どうですか、ステキでしょう。カモメもぶりぶり飛んでます。電話で予約した時にはチェックインは15時と聞いていたので、とりあえず荷物だけ預けようと思っていましたが、「もう、さっき暖房入れて、御用意できてますので、どうぞ」ということで、まだ12時半でしたが部屋に入りました。部屋は和室の六畳一間。すでに布団も敷いてありました。窓の外は冬の宗谷湾。はいはいはいはい、とてもイイ感じです。


 


さて、まずはどうしましょうか。オーソドクスに宗谷岬か、とも思ったんですが、バスの時間を調べると、13:20に稚内駅前から乗って14:10に宗谷岬に着いて、25分後のバスで帰ってくるとして15:27駅間着。んんん、どうでしょう、これではお昼ごはんを食べる暇がありません。ということで却下。78年に一度行ってますから、その写真を載せることでOKにします。


1978年夏、まだ15歳の宗谷岬。

その時ここにいたのはほんの20分くらいだと思いますが、その間繰り返し流れていた、芹洋子さんの『宗谷岬』という曲のメロディを、34年半経った今でもちゃんとフルでおぼえているというのは、私の記憶力がスゴイのでしょうか。それともそのメロディが素晴らしいのでしょうか。

ところで“日本最北端の地”宗谷岬。地図を見ると確かに北海道の最北端ですが、離島を含めるとすると、いわゆる北方領土・択捉島のエモイワッカ岬のほうが、北に位置しているようです。だとすると、宗谷岬の立場がかなり微妙になってきますが。

どうあれ、「今回のオレの最北端はノシャップ岬だ!」ということにしました。調べてみるとノシャップ岬のおみやげ屋さんの2階に【シピリカ】というレストランがあり、そこの“たこしゃぶ定食”なるものがかなりウキウキわくわく稚内でしたので、早速タクシーで向かいました。

イルカの像が私を迎えてはくれましたが、まぁ、ね、わかってはいたんですが、そこには海と灯台があるだけです。そして、ただただ寒いです。風がぶりぶり吹いてます。カモメもぶりぶり飛んでます。


 


 


とりあえずささっと写真を撮って、手もかじかんじゃってもうムリムリムリムリ〜って感じになったので、“たこしゃぶ定食”いきましょう。で、そのおみやげ屋さんの建物は、すぐ目の前にあったんですが、近づくにつれて、・・・だんだんだんだんヤなよか〜ん♪ 2階のレストランは窓にブラインドが下りた状態で、どうやら電気がついてません。予想以上に大きなおみやげ屋さんに入って、御主人に「あのぉ、2階のレストランは・・」と訊ねると、優しいイントネーションで、「あぁ、レストランは4月からだねぇ〜」ってことでした。「ですよねぇ〜」ってことでひと落胆。じゃぁ、しじみラーメンか・・ということにして、街に戻るのですが、タクシーなんて1台もいませんので、お店の御主人にお願いして呼んでいただきます。で、お店の中のストーブにあたって待ちますが、タクシー呼んでもらっといて、なんも買わないってのもなんだろう、と思い、ふと目についたいわゆる“ゆるきゃら”らしきものを買ってみました。【出汁之介/だしのすけ】と言うそうです。アザラシの昆布締め、ってことでしょうか。


稚内観光イメージキャラクター【出汁之介】

約10分後、到着したタクシーに乗って、南稚内の【はるき茶屋】へやってきました。どうやら居酒屋さんがお昼のランチをやっている、そんな感じです。“しじみラーメン”は、透明黄金色の鶏系スープにどっさり入ったしじみのエキスが酒飲みにはとても心地よいのです。たいへんおいしゅうございました。


【はるき茶屋】さんの
 

しじみラーメン

さて、稚内ですから、撮っときますか。ということで14:40、稚内駅にやってきました。すると、とても近代的な建物で、北国感ぶりぶりの古めかしい駅舎を想像していた私はちょっぴりがっかり。どうやら去年、リニューアルが完了したようです。


JR稚内駅

それでも、宗谷本線の終点、北緯45度25分1.3秒、日本最北端の駅は、元鉄道マニアの私にとっては重要な場所です。稚内駅の『わっかない』と書かれた駅標をバックに「わっかんな〜い」という写真を撮る、これが今回の稚内での第2の目的です。しかし、ホームに入る自動ドア前にはボーダースタンドがあって中に入れないようになってます。次の列車は16:51ですから、まだ2時間以上も開かないってことですか。駅員さんに、「ホームで写真を撮りたいんですが入ってもいいですか?」と訊ねると、「あぁ、どうぞ」ということでしたので、160円の入場券を買って中に入れてもらいました。



人がいないなら、逆に写真は撮りやすいか、と思っていたら、作業員の方数名がシャベルで線路の除雪作業をしてました。ま、そんなことで恥ずかしがってたらなんも撮れませんので、ささっと撮ることにしますが・・・、はぁぁ、私としたことが三脚を持ってきてないぢゃないですか。2年前に携帯電話を新しくしてから、なにかと写メで済ませるようになって、そのうちデジカメも持ち歩かなくなってましたので、あっさり三脚を忘れてしまいました。ま、でもなんとかなるでしょう。ということで、鞄を縦向きに立てて、セルフタイマーにセットした携帯を眼鏡ケースで挟んで置いて、画角を見てみたら、お、イイ感じで撮れそうなので、撮りました。


『わっかんな〜い』

撮った写真をさっそく菅原龍平くんに送ろうとしたら携帯の着メロ『ワンルームディスコ』が派手に鳴ったので出たらスキマスイッチの大橋くんからでした。「もう着いてますか?」「うん、もうお昼に着いて、ラーメン食って、今は稚内駅で『わっかんな〜い』っていう写真を撮ってたとこ」「あぁぁ、大事っすよねぇ」「じゃぁ、あとで」ってことで切ったところに、「あのぉ、KANさんですよね」とひとりの青年が近づいてきました。

その青年は、稚内出身で札幌を拠点に音楽活動をする【SE-NO】という兄弟デュオのお兄さん、蝦名摩守仁くんという人でした。去年発表したアルバム【TERMINAL】をいただきました。「え、今日はなんで稚内に?」と聞くので、「スキマスイッチ観に来た」と言ったら、軽く目が点になってたようです。で、どうやら、この駅を含む複合施設【キタカラ】の広場でライブをやるらしいセッティングをしているようですが、にもかかわらず「これからライブやるんで、是非観ていってください!」とは言わないところが北海道の人のいいところなんだよなぁ。いやしかし、やはりお互いミュージシャンですから、「ライブ、何時から?」とこちらから聞くと、「はい、3時からやります」、・・って5分後じゃん、観ろって言えよ、と思いながらも、ここはソフトに、「じゃ、ちょっとだけ観せてもらっていいかなぁ」ということで、数曲ですが、聴かせていただきました。兄弟なので基本、同じ声質ですから、ハモリがとても気持ちよかったです。CDありがとう。がんばってください。

さて、いい加減からだも冷えてきましたから、ホテルに戻ることにします。が、駅前とはいえ人通りはほとんどないので、足元の雪は適度に深いですから、ライトな吹雪のなか、歩く速度はそうとう遅く、なかなか進みません。一応除雪舗装されている歩道も、積み上げられた雪が塊で落っこちて来て道を塞いでたりもします。



それでも、道路の青い標板にはロシア語の表記があり、少しわくわくしもます。



最初の数分はこの雪国感がうれしかったんですが、なんだかだんだん自分がかわいそうになってきたので、全日空ホテルによって温かいものでも飲むことにしました。


カプチーノ・おいち〜の

さて、日も暮れました。今回の稚内の第1目的はスキマスイッチのライブを観せていただことです。9月に【ロックボンソワ】のインタビューをした時、「全都道府県を網羅するツアーだから最北端に行くべきでしょう」ということでそうしたとのことだったので、「じゃぁ、オレも稚内行こう」ということにしました。

というわけで18:45、稚内総合文化センター・大ホールの楽屋口から潜入しました。果たしてその内容は、数々の複雑なアイディアを二人きりで遂行しきった、極めて音楽的でたいへんに楽しい、素晴らしいライブでした。うん、稚内に来てよかったです。

終演後は打ち上げに参加させていただき、海の幸に完全に包囲された後は、斜め向かいのカラオケスナックで、遅くまで楽しいお酒をいただきました。ごちそうさまでした。

 
【ホテル サハリン】からの夜と朝

はい、3月9日(土)になりました。昨夜からの吹雪は今日は更に強まり、飛行機が飛ぶのかどうか、ということが懸念されましたが、どうやらだいじょぶっぽいです。11時、稚内空港のレストランでやや早めの昼食をとります。

メニューを見ると、帆立ラーメン、蟹とじゃがいものコロッケカレー、豚丼、北のさぬきうどん? なんだそれは。おおなごフライカレー、なんてのもありました。んんん、迷いますね。“おおなご”という細長い魚は、稚内が水揚げ量日本一を誇るということなので、じゃぁコレか、と注文しました。


おおなごフライカレー

初めて食べた“おおなご”という魚のフライはおいしかったですし、カレーもスタンダードでグッドでした。・・・が、別々に食べたほうが、それぞれよりおいしかったかなぁ。みたいな感じで、おもしろうございました。

はぁい、というわけで、34年半ぶりの稚内、たいへん楽しい旅でした。


また来るぜ! 稚内。

あ、“出汁之介”は、スターダスト・レビューの根本要さんに無理矢理あげました。結構めんどくさがってましたよ。

2013/03/15

ホテル サハリン http://www.saharin.co.jp/



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