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Friday Column

No.372

『YATT/TCT/CQDQ』

さぁ、【ユー・アー・ザ・タイトリスト】の受賞作品が発表になりました。たくさんのエントリー、ありがとうございます。発表ページに書いたこととややダブりますが、いやぁ、ホントに皆さまのハイセンスさには感嘆しましたし、選考には充分な時間をかけて、作品群を繰り返し見て、じっくり話し合って決定しました。

ツアータイルトとなった【弾き語りばったり #17 もしもヒアノがぴけたなら】。優しい響きでありながら、しっかり微かなフック。あくまでお客さん側の観点からのタイトリングは、えも言われぬ安定感に満ちています。それを「゜」の位置を少し動かすだけで成立させると同時に、それにより「弾」という字がタイトル内に重複することを回避するというたいへんに高尚な技術。これはもういろんな意味で完璧だと言えるでしょうし、きっと数年後に振り返った時にも、“いいタイトル”だったよね、と思えることでしょう。素晴らしいタイトルをありがとうございました。

【ハイセンス賞】にも秀逸な作品が多くあり、24作品に絞るのに苦心しました。「華麗なる責任転嫁」と「こじれたたとえで駆け抜けろ」は、私の中で最後までタイトル候補に残りましたし、「イッツ・ア・テノール・ワールド」「新曲のない音楽会」「押してもだめなら弾いtell me now !」「ドはドレッシングのド、レはドレッシングのレ」などもとっても好みですし、これがBAND LIVE TOURだったなら「ジャーマン・ニップレス・ホールド」が大賞だったのかもしれません。また、「ハイティーン・ヌギ」は、今回の企画とは関係なく、私の新たな座右の銘となりました。

そういう意味では「曖昧ニーライン」も、私的に充分【ハイセンス賞】だったんですが、特別審査委員の常田真太郎氏の強い意志により【特別審査委員賞】に決まりました。

なにしろたくさんの素晴らしい作品を、重ね重ねありがとうございました。この企画は次に行われるであろう【弾き語りばったり #19】でも、是非開催したいと思っていますので、またよろしくおつきあいください。

ところで、肝心のツアーです。私自身、たいへんにうれしいのは初の福井公演。これにより、芸能生活25年にしてついに全都道府県での演奏達成となります。また、旭川は実に21年ぶり、宮崎は09年のイベント以来ですが、単独公演としてはこちらも21年ぶり。釧路は93年のイベント以来ですから20年ぶり、ってゆうか単独公演としては初です。そのような初初のぶりぶりなツアーなもんですから、たいへんに楽しみです。そのぶんってわけではありませんが、今回は公演をやらないことになった鹿児島・帯広の皆さまには申し訳ない思いですが、そこはどうにかおおらかに御容認いただき、できることならば比較的近距離のどこかで是非観ていただきたいと思います。

しかしながら、それがどこの都市であれ、何年ぶりであれ、初めてだろうが毎年やってようが、観に来ていただくお客様に必ず御納得いただく演奏・歌唱をしなければならない、ということにはかわりありませんし、それは音楽家として基本中の基本というか、ごくごく当たり前のことですから、そういう意味ではこれまでとなんら変わらず真摯に取り組みたいと思いますので、どちらにお住まいのどちらさまもよろしくお願いします。

そんな私は、24日(日)TRICERATOPSの【15th Anniversary Tour】金沢公演に“スペチャルシークレットゲスト”として出演しました。観に来ていただけた皆さま、ありがとうございます。いやぁ、やっぱトライセラはカッコイイですね。それにしても、皆さまの予想を根底から覆すとんでもなく楽しい内容だったであろうと確信しています。7月14日(土)は柏公演です。この企画はもう2度と繰り返されることはないでしょうし、また、どんなアーティストのどんなライブでもあり得ない内容だと自負していますので、どうやっても観ていただけることを強く希望します。

26日(火)は【弾き語りばったり DL ad OSAKA Col Quartetto Da Quano】。観に来ていただけた皆さまありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか。弦楽4重奏とオーボエという編成での上品なコンサート。前にも何度か書きましたが、レコーディングでのストリングスやオーケストラとはまた違って、弦4本のアレンジは特別に脳を酷使するものでした。特筆曲はやはり、CDではほぼ打ち込みで作りきったノリノリポップナンバー『彼女はきっとまた』を弦4本だけでやりきったことと、1986年に大林宣彦監督の映画『おかしなふたり』で作らせていただいた器楽曲3曲の26年越しの初生演奏、ですかね。もちろん、これまでに多く演奏してきた曲も、この編成では過去の譜面を流用するわけにはいきませんから、すべて新たな編曲を施して演奏しました。この編成での編曲・演奏は、音楽家としてたいへんに重要な経験のひとつとなりましたので、今後も良い機会があれば、適度なタームでまたいろいろと挑戦してみたいと思っています。演奏曲目を別ウィンドウにまとめましたので、御覧ください。


いやぁしかし、中1日で、全く真逆で両極端と言える演奏ができたのはたいへんに楽しかったです。そこにきて、秋からの【弾き語りばったり #17 もしもヒアノがぴけたなら】は、私の活動の中で最も、極端にシンプルなパントマイムです。だからこそちんこが吸われる、ではなく、真価が問われるのですよ。

その前に、作るべきものが・・・、ふぅぅ〜・・・。

今週は遅延こそしなかったものの、報告に終始し、イキな写真の1枚もないのはなんだと思いますので、こういう場合は、どこにも出す機会がないままストックしてある写真群から、意味もなく選りすぐりの1枚を貼り付けることによって、なんだかわかんなくなったところでオヒラキとさせていただきます。


JR千歳線の架線に突如現れた巨大カメムシ

2012/06/29



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