twitter
Membership ID

PIN code
標準(http)接続
ログイン方法について

Friday Column

No.155

『レンキュー徒然あてもなく』

さぁゴールデンボール、じゃなくてゴールデンウィークですね。今年はやる気になれば11レンキューベリマッチみたいですし、やる気出さなくても4レンキューソウマッチという休日配列ですが、皆さまはどのようなレンキューをお過ごしでしょうか。しかし最近は、土曜休日も常識的になり、成人の日や体育の日などが月曜固定制になってから、3レンキューは6・8月以外のほとんどの月にあるようになりましたから、どこも混んでいるであろうゴールデンウィークにガッツリ休むのは避ける方が増えてきているんでしょうか、お休みは“カレンダーどおり”という響きが多くなり、ゴールデンウィークのゴールデンな輝きもやや弱めになってる気がします。私は国で設定された休日とはあまり関係ない生活を送ってるもんですから、この時期特にどうというわけもなく、今日も札幌に向かう日航機内でこれを書いていますが、なんかガラガラにすいてますけど、いいんですかね、いいんですよね。

そんな今週は“バター売ってないじゃん”とか、“ガソリン代はどうなると”とか、私の生活に直接関わることで書きたいことはいくつかあるんですが、どれもどうもねぇ、楽しげでムリヤリで建設的でバカっぽいこの『金曜コラム』向きでないというか、突き詰めようとするとわかりにくく難しく決して楽しくない、へたすりゃヤな気分になってしまうことばかりです。それにしても、多くの皆さんはたいへんにお楽しみであろう“聖火リレー妨害行為”に関するマスメディアの報道の偏り方はホントに最悪ですね。“報道の自由”という身勝手な権利解釈のもと報道の本来あるべき公平性やその品位などはもはや明らかに失墜し、ただただ大衆が喜び注目を集める風にやっているだけの、質の悪い=悪質なものに成り下がっています。いわゆる“集団的過剰同調”です。あんなもんを多くの人が毎日見たり聞いたり読んだりして、アイツが悪いコイツが悪いって言ってるわけですから、そりゃもう、人を尊敬するなんて発想はどんどん消えて行っても仕方ありませんよ。冷静で温厚で誠実であるはずの日本人として本当に恥ずかしい思いです。ね、読んでるだけでちょっとヤな気分になるでしょう。書いてる私がこの数行ですっかりヤな気分になってるんですから私のせいです、こめんなチャールズ皇太子。話を爽やかな方向に転換します。

東京はもうすっかり暖かくなって、オープンカフェやらオープンカーなんかがとても気持ち良さそうな時期です。こういうの書く時って、オープンカフェ・オープンカーに続けて“オープンなんたら”がもうひとつ並ぶと文章的にリズムがいいんですが、もうひとつなんかないですかね“オープンなんたら”。オープンシャツってのもなんか古いし、オープンサンドは季節と関係ないしなぁ、オープンホックなんてのも響き的にはファンタスティックですがなかなか現実的には受け入れられそうにないし、まぁいいや、とにかく、日本の夏は湿度が高いですからね、オープンカフェやオープンカーが気持ちいい時期は一年の中でも梅雨に入る前までの今この時期と秋口のほんの数週間ですから、できるだけオープンにオープンエアーを楽しみたいものです。

そんな最近気づいたんですが、なんだか薄手の素材のシャナシャナしたスカート、それもやや短めのやつ流行ってません? 流行ってますよね、ね、よく見ますよ、あのシャナシャナしたやつ。ハッキリ言わせてもらいますと、あれは良いです、とても良いです。やっぱ女の子はシャナシャナしてるのがいいですね。私の気分もとっくにシャナシャナしています。だから去年流行ったレギンスという名のスパッツなんてものは、間違ってスキーに行く時の防寒用モモヒキにするとして、その機会がなければタンスの奥にしまっておきましょう。あんなの履いて外歩かないでね。街の美観を損ないます。

しかしアレですね、日本は毎年新しい流行があって、街を見てみると結構多くの人がちゃんとその流行のものを着てる、ってことは “今年はコレかも”というアイテムを毎年ちゃんと買ってるんでしょうからスゴいですよね。核実験やろうが暴動があろうがなぜか悪い風には報道されないフランスの、最新モード発信地として絶対的に信頼されているパリではどうなんでしょう。それが実は、街を歩いて見る限りでは、女性のファションの流行の主流的なものを感じたことがほとんどありません。私の解釈では単に、若い世代が服買うのにお金なんてホイホイ使えない、ってのが現実だと思います。想像するよりはるかに質素なパリのお嬢さん方は、雑誌などを見て世界的なファッション情報はキャッチしていながらも、だからといって毎年ホイホイ買う余裕はないので、半ば負け惜しみ感も含んで「みんな揃って同じ格好しちゃってさ、ふん、バッカじゃないの」ということにして、何年も着続けているお気に入りのシャツやお母さんから譲り受けたセーターなんかを、帽子のかぶり方やバッグの持ち方なんかも自分なりにいろいろ工夫して着てみるんでしょう。だからみんな個性的で可愛いんですが、バスや地下鉄の中などでよく見てみると、けっこう毛玉とかついてたり、「もうそろそろクリーニングにだそうね」と言いたくなるような状態も多く目にしますが、それもまたひとつのパリなのよと思えるのは私だけでしょうか。

もちろん東京や札幌でも、古着や古着風のものを工夫して上手に着こなしてる人をよく見かけます、とてもステキだと思います、ジーパンさえ履かなきゃですけど。でもあれですね、もしサルコジさんの政策がなんかわかんないけど大成功して、フランスの経済が必要以上に活性化して、パリの若いお嬢さん方が日本のように洋服にお金をかけられるようになったとしたら、やはりみんな流行のものを買って着てるんだろうな、って気がしますよ。それが女の子の心理ってものでしょう。でもそうなったら“個性あふれるパリジェンヌ”なんてのは昔の話になってしまうのです、さみしいでしょう。

と、このように今週もなんのあてもなく書いてるもんですから話があっちこっちコロコロ転がってますが、転がりついでにじぇんじぇん別の話。そう、宮城県で開催された『ARABAKI ROCK FES. 08』に出てきましたよ。とても大きな規模のいわゆるロックフェスに於いて独りでゆる〜く弾き語りってのも、よく言う“アウェイ”なんて言葉をぴょんと飛び越した解脱感めいたものがあって、ある意味・逆に・ある反面よかったです。観てくださったみなさん、ありがとうございました。高野寛くんやFlying Kidsの浜崎さんとも久しぶりに会いましたし、夜はホテルのロビーでジュンスカの面々にばったり。イェ〜!ってことで軽く一杯飲みました。デジカメは一応持ってたんですけど結局なんも撮らずじまいですいません。唯一撮っていたのがコレ↓



もちろん楽屋エリアには出演者用に楽しそうなバイキング形式の食事が用意されていたんですが、敢えて出店のラーメンを食べたくなるんですね、敢えて。“うまい”と言われるラーメンなんて東京中どこにだってありますから、そんなの私にとってはもうなんのおもしろみもなくなりました。最近の私は“誰かに話したくなるラーメン”、これを日々探し求めてまして、それは例えば、“清々しくなるくらい感じ悪い店”とか、“すっごい変な味”とか、みな同じ方向に向いてしまった今どきのラーメン事情では考えられない、そんな店そんな味を探しているもんですから、やはり“フェスの出店のラーメン”がどのくらい誰かに話したくなるものか、食べておきたいわけです。ってことで買ってきてもらったんですが、これがねぇ、なんていうんですかねぇ、ちゃんとおいしいんですよ。えぇ、もちろん買って来てもらったぶん作ってから数分経過してますから、温度は多少下がりめで麺も柔らかめにはなってるんですが、えぇ、普通に、いや結構おいしかったんですね。ちょっとした逆期待はずれでした。ホントのところは、えぇぇぇってくらいの“今どきないでしょ系”のラーメンを想像して、それを後で私レベルのラーメンマニアの誰かに「ARABAKIのラーメン、かなり来ましたよ。来年行くべきですよ、それ食べるためだけにも」みたいな話をできるんじゃないかと淡く期待してたんですが、普通にちゃんとおいしかったもんですから、ごちそうさまでした。

そして現在はもう、札幌から東京に戻る日航機内ですが、往路どころじゃなくガランガランにすいてますけど、いいんですか、いいんですよね。と、あてもなく話ころがりついでにもうひとつ。私、初めて“インストアライブ”なるものを観まして。それは札幌の『音楽処』というCDショップでの、小松優一くんのインストアライブ。独特の空間ですね、お客さんめちゃくちゃ近いし。アコギ一本の弾き語り、たいへんに染みました。そんな小松くんはまだ23歳になったばっかりです、たいしたもんです。私が23の時なんてバカでしたからね。インストアの後、私の番組『ロックボンソワ』にゲストに来てもらって、夜は一緒にだらだら飲みました。小松優一くんのファーストアルバム『HAVE A NICE DAY』、4月9日に出てます。よろしかったら是非どうぞ。


STVラジオ第3スタジオでギターを弾くフリをする小松くん

はい、こんな感じで今週は何を書いたかわからないままお開き。東京に戻ったら字幕スーパー入れてきます。(何かを臭わす謎のエンディング)

2008/05/02

小松優一オフィシャルサイト http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/komatsu/



≪ BACK Latest NEXT ≫

会社概要
サイトマップ
スタッフ一覧
個人情報保護
リンク
推奨環境
お問合せ

- Copyright(C)2023 UP-FRONT CREATE Co., Ltd. All Rights Reserved. -
sitemap