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Friday Column

No.311

『オレのカネ事情』

インドの霊能者、サイババさんが亡くなったその日・翌日と、いろんな人から「KANくん、サイババ亡くなったよ」とか「KANさん、サイババ亡くなりました!」なんてメールが次々に、マイケル・ジャクソンが亡くなった時と同じくらい来たもんですからテレましたよ。もとはSTVラジオ【アタックヤング】のたしか『イマジン』のコーナーへのリスナーさんからのネタだったんものを妙に気に入って、思えばあれからかれこれ20年、ラジオのレギュラー番組は「ほな、サイババ」で締めてましたからね。とはいえ、フレーズが気に入ってただけで、当のサイババさんがいったいどのような人物なのかは、ほとんど知らぬままですけど。でも、これからも追悼の意を込めながら、番組のシメは「ほな、サイババ」で通そうと思います。

そんなこともありながら、私は4月25日をもちまして、デビュー丸24周年を迎えました。これは、私の音楽活動を応援してくださる皆さんの存在があって初めて継続し得ることだということを、すでに23年くらい前に認識しています。ありがとうございます。これからもよろしくおつきあいください。

さて今週は、そんなこととは何ら関係もなく、財布の話です。
私は生まれてこのかた“財布”というものを持ったことがありません。自分で現金を持つようになったのは小学校の低学年くらいだと思いますが、当時は50円とか100円とか、300円なんて大金だった時代というか世代。お金はいつもズボンの右ポケットに入ってました。ま、普通は中学生くらいになったらカッコツケて財布なんか持つようになるんでしょうけど、私の場合はこれまでの人生、お金はず〜っと直で右ポケットです。福岡に帰って同級生と飲んで、「はい、ひとり5千円ばい」なんて割り勘する時、ポケットからお札を出して数えていると、「出ました、ポケットガネ」「おまえ、財布ば買いやいって」とか言われたりします。でも、困ったことはなんもないですし、財布を持ってませんから財布を落としたり財布を失くすなんてことが人生で1度もないのはかなりイケテルほうと思います。で、家に帰れば、ポケットからお金を出して、ガラスのグラスに入れておくのです。


 


パリ時代もそうでした。パリではスーパーとか、カフェやレストランでの食事とか、日常のほとんどの支払いはCarte Bleue(キャルト・ブルー)という銀行のキャッシュカードで済ませます。これは、基本的な治安感覚の違いからでしょう、まとまった額の現金を持ち歩くという習慣がなく、ポケットには10ユーロ以下くらいの小額しか持ち歩かないのが普通ですから、小さな商店にもレストランにもCarte Bleueで支払うシステムが当たり前にあります。


パリの街はステキ (*)

で、日本に帰ってきてからは、日常的に使う千円札や五千円札と小銭がまとめて右ポケットに入ってます。しかし、しょっちゅう出し入れすることのない一万円札は、銀行ATMのとこにある封筒に入れてカバンの中。これがね、時々注目の的です。

もう48ちゃいも半分を過ぎる歳になりましたから、打ち合せと称した飲み会なんかでは、私が最年長ということが多いもんですから、まとめておごっちゃったりすることも多々あるわけですよ。ま、若い頃はいろんな人に御飯食べさせてもらって、お酒のませてもらって現在の私があるわけですし、そんな現在だって、ツアー先では各地で美味しいもの好きなだけ食べたり飲んだり、まるっきりごちそうになってるわけですから、歳下の人たちと飲むときくらいは私が払うべきなのが世の中の仕組みというもので、それはそれでいいんですよ。

しかしね、例えば4人で飲んで食ってお会計が3万円くらいだとすると、私はおもむろにカバンから封筒を出して、そこから1万円札を出して数えて支払うわけで、すると「おおお、封筒っすかぁ!」なんてことになるわけですよ。これがね、どうも“会社の経費を使ってる”みたいに見えるらしいんですよね。「だから、これはオレの財布なんだって。オレの個人のお小遣いなの」なんて、ちゃんとお店の人にも聞こえるように言いながら支払ったりするもんですから、なおさら会社の経費で飲んでるっぽくうつるんでしょうね。でもって、お店の人に「領収書の宛名は?」なんて聞かれて「だから、領収書なんていらないって」となるわけです。なんかイメージ悪ぃなぁ。まぁ、いいんですけど。ちなみにクレジットカードの類は、中学生の時にカッコツケて買った、気がつきゃ35年モノのカードホルダーに入れてます。


 


と、何の脈拍もなく、どうだっていい話で行を潰しながら、今週はそろそろオヒラキにしようと思います。

さて、松本いよいよ明後日に迫ってまいりました【KAN×昭和音楽大学管弦楽団】のコンサート。今回は事前に演奏曲目を発表してみようと決意しました。これらの曲がオーケストラアレンジによってどのような演奏になるのか。事前にCDをお聴きいただき、想像をぶりぶり膨らませて御来場いただく。ってのもおもしろいかもしれません。っつっても、CDになってない未発表曲もいくつかありますけど。また、コンサートを観ていただける予定の皆さまの中には「いや、事前に曲目なんて、じぇったい知りたくない!」という方もいらっしゃることでしょうから、曲目表は別ウィンドウにさせていただきますので、事前に見ときたいという方だけ、任意でクソックしてください。


いずれにせよ、たいへんに希少なこのコンサートを素晴らしいものにするべく、今日もこれから最終リハーサルです。観にきていただける皆さま、会場でお会いできることを楽しみにしています。

*写真はポルトガル・リスボンです。

2011/04/29



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