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Friday Column

No.274

『はるばる来たぜハコダケ』

あぁぁ、またも度重なる遅延アップをお詫び申し上げます。いやぁ、ホント、やること多すぎるんでわ、マジでマジで。しかしこれだけ遅延が続くと、もう胸はって『金曜コラム』なんて言いにくい状況になりました。この後もしばらくはこの様な状況が続くことも充分予測されます。表向きは『金曜コラム』ですが、この『金コラ』を毎週の楽しみにしていただいている皆さまには、事実上は『ゆる〜い金曜コラム』ってことです。なので、略して『ゆる金』ってことにして、これからも引き続きおつきあいいただければと思います。

さて、そのように忙しがってるなか、8月11日発売のPerfumeのニューシングル『VOICE』、予定どおりに8月10日“店頭フラ毛”してきました。いいっすよ、今回も。初回特典のPVもたいへんに手の込んだ楽しい仕上がりです。カッペリングの『575』はPerfume初のラップナンバー、これまた切ないです。また、中田ヤスタカさんのシンプルで無駄のないアレンジはたいへんに興味深く、カラオケトラックを聴くのも私たち音楽家にとってはおもしろいです。だからといって、カラオケばかり聴いているギターのセンパイには、「センパイ、それは違うでしょう」と誰かハッキリ言ってあげてください。でも、センパイはきっとPVを何度も見ていると思います。なにしろここに於いての一番の問題は、あれだけシツコク薦めても一向にPerfumeを聴こうとしない根本要さんだと思います。

さて、話は変わって私自身の告知です。近いうちに当サイトで正式に発表しますが、その前にここでもお知らせします。それは何かと言うと、過去のアルバムのリマスタリング再発売のお知らせです。

残念なことに通常購入が不可能となっていた過去のアルバム、87年発表のデビュー作『テレビの中に』から、99年発表の12th『KREMLINMAN』までの12枚をリマスタリングして、2010年10月27日(水)に、当サイトで再発売します。アマゾンでも買えますけど。合わせて、シングルのカッペリングやベスト盤のみに収録されていた、つまりこれら12枚のアルバムには入ってない曲12曲を1枚にまとめた『Songs Out of Bounds』も同じくリマスタリングして発売します。

そして、これら13枚をひとまとめにして【The Restoration Series】と呼ぶことにしました。これにより、これまでのように過去のアルバムを入手するのに必要以上の手間や費用をおかけいただくことなく、お聴きいただけるようになることをアーティストとしてたいへん嬉しく思っています。

デビューからの3作のインナーはブックレットではなく、1枚四つ折りの歌詞カードだったもんですから、再発するのにそれはあまりに悲しいだろうということで、12Pのブックレットに再構成しました。その内容は、ものすごくはぢゅかちぃ写真のオンパレードなので、近いところでキアヌ・リーブスがウェンツくんあたりに顔をすげ替えようと考えていましたが、賛同協力者がゼロだったためあきらめて、なくなくはぢゅかちぃ写真をそのまんま使います。

価格はすべて一律2,100円(税込)です。
12作各アルバムの収録曲は、御面倒ですが当サイト内【Discography】にて御確認ください。

アルバム未収録曲集『Songs Out of Bounds』の収録曲は以下のとおりです。

01. OVER YOU
02. NEVER LEAVE
03. それでもふられてしまう男
04. 恋する気持ち
05. めずらしい人生
06. こっぱみじかい恋
07. Long Vacation
08. はやくふってくれ
09. 君たちはうまく行く
10. ライバル
11. 練馬美人
12. 続ライバル

シングルのカッペリングという位置の解釈は非常に難しく、イイ曲だとと思えるものは当然アルバムにも入れたいですし、しかしそうするとアルバムを御購入いただけるであろうお客さまには、シングル盤自体の意味合いがなくなってしまいますし。そこそこ良いとは思うんだけど、アルバムには入れなくていいかな、なんて曲を作ってしまって出してしまうことも、アーティストとしてあまり清々しいとは思えませんでした。

ですからこの『Songs Out of Bounds』は、今となっては正直ちょっぴりはぢゅかちぃ楽曲や、かなりはぢゅかちぃ楽曲や、すごくはぢゅかちぃ楽曲が並びますが、それもまた私自身が生み出した作品なのだと言う事実から逃れようとするつもりなど全くありませんから、まとめてお聴きいただくことにしました。

でも、良く見てみると「めずらしい人生」や「こっぱみじかい恋」、そして「練馬美人」などの素晴らしい作品も適度に含まれてますから、通常のアルバムにはありえない波やうねりのある、意外とおもしろい1枚になるのではないかと思います。よろしければ是非どうぞ。

現在、そのジャケットやブックレットのデザインをデザイナーさんと打ち合わせているところです。それも含めてお楽しみに。

90年代からのカッペリングにはリテイクものや、ライブ音源、あげくの果てには、まさかのハイヴィジュアル系【Bon Marché】という素晴らしい方向性まで打ち出したりもしましたが、それらは今回の『Songs Out of Bounds』には収録しません。【Bon Marché】はいつかきっともう一度ちゃんとやりたいと思ってますので、油断しないでおいてください。

そして、ここから先は現在検討中の案件。

これら13枚をひとつにまとめた【a RESTOARTION BOX】というものを同時に発売しよう、と一旦は決定し、『KANのロックボンソワ』でも口頭告知したんですが、それはウソです。私の判断でやっぱりボックスはやめました。しつこく精査検討するうちに、通常購入が不可能であったものを購入できる状態に戻す、これこそ今回の唯一の目的だったということに立ち返りました。過去から応援してくださって、すでに複数のアルバムをお持ちの皆さまにとってBOX SETは、複数のダブリ買いをしていただくハメになることになりますし、また、2010年でありながら、なぜか99年までの13枚だけのBOX、ということの意味合いも充分ハテナだったりします。

しかし“BOX”が欲しいというお客さまも少なからずいらっしゃる、という話も根強く残るなか、ならば、と私は考えます。

BOX、つまり“箱”だけを、それ自体の利益を目的とせずに製造・販売すればいいんじゃないかベイビー。

例えば、これまでお持ちのアルバムに、今回再発されるものなどを買い足して、それがいくら長い年月がかかろうとも、すべてのアルバムが揃った時に、それらをボックスセットとしてまとめておきたい、という気持ちが芽生えた方のみに、あくまで自由な意志による選択で“箱”を御購入いただき、その“箱”がお手元に届いた時、感慨深げに「はるばる来たぜハコダケ」とつぶやいていただき、御自身の手によって“BOX SET”化完了、という考え方。というわけです。

であれば、最新15作目の『カンチガイもハナハダしい私の人生』までのオリジナルアルバムに、今回の『Songs Out of Bounds』を含めた16枚収蔵可能な箱を作れば、2010年時点でのコンプリート・ボックスになり得るのです。さしずめ、その箱の商品名は『Complete Empty Box』ということになるでしょう。

というようなことを、現在検討中です。それも含めて近いうちに当サイトで正式発表しますので、しばらくお待ちください。

今週はイキな写真もなく告知ごとに終始して申し訳ナイスガイ。

来週は、【日本海夕日コンサート】そして【RISING SUN ROCK FESTIVAL】について書こうかと思っていますので、ゆる〜くお待ちください。

2010/08/15



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