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Friday Column

No.232

『食った、食わない 〜名浜秋仙帯札函〜』

【弾き語りばったり #11 〜言った、言わない〜】は函館・長崎公演が終了しました。観に来てくださった皆さま、ありがとうございました。さて、今週は各地ツアー先で何を食べ歩いているかの続編。名古屋から函館までを一気に振りかぶります。「どうせ、またラーメンばっか食べてんでしょう」とお思いのあなた。ふん、なにさっ、正解です。いや、今回はそうでもないかもしれません。では、どうぞ。


【のぞみ23号】で名古屋へGO!

■9月26日(土)名古屋
そこが名古屋である以上、昼はナゴヤン・ソウル・フードの代表格“味噌煮込みうどん”と決めています。時間的にモロお昼時ということもあり、混雑が予想される中心部を避けて【山本屋本店 大門本店】にやって来ました。“名古屋コーチン親子煮込み”は食べるとして、御飯のセットにするか否かが毎度の問題です。量的には煮込みうどんだけで充分なんですが、極濃味だけに後半どうしても御飯が欲しくなります。そこで御飯は「ほんの一口だけで」と念を押してセットを注文。ちなみに“コーチン”とはインド南部の港都市名。それがなぜ名古屋の鶏の名になっているかは、長い話になるわりに確証もないのでキャッツアイします。御興味のある方は御自身でお調べください。ということも含めて、たいへんおいしゅうございました。


【山本屋本店】の名古屋コーチン親子煮込み

■9月27日(日)浜松
そこが浜松である以上、昼は“ひつまぶし”と決めています。名古屋からの新幹線で到着後、迷うことなく【八百徳本店】に入店、迷うことなく“お櫃鰻茶漬け”を注文。これがムチャクチャうまいんですが、量もかなり多いので、御飯少なめで注文しました。それでも私にはたっぷり過ぎる量です。いやぁしかし、今回も期待を裏切ることなく、たいへんおいしゅうございました。


【八百徳本店】のお櫃鰻茶漬け

■10月10日(土)秋田
秋田でお昼を食べるにグッドタイミングの飛行機がなく、この日は羽田で搭乗前にとんかつを食って、秋田空港からは直接会場に入りました。終演後は小粋なフレンチビストロでオシャレにディネー。そして翌11日はレンタカーで横手に乗り込みます。“横手やきそば”については先週のコラム「No.231」に長々と書いていますので、お暇な方はそちらをお読みください。


秋田→横手→仙台をレンタカーで移動

■10月12日(月祝)仙台
仙台公演当日の昼は、GIP・中鉢さんの案内で若林区のラーメン店【桃千】へ。実は前日、横手の【北海屋】で焼きそばをゆっくり待っている間に、まわりの2テーブルに出された餃子がめちゃくちゃ旨そうで、それがまだ頭の中にひっかかってました。ということもあり、ラーメンと餃子を食べようとは思っていたんですが、いやしかし半炒飯もアリだよなぁ、うぅぅぅぅ、と迷って迷ったあげく、“仙台味噌ラーメン”と半炒飯のセットを注文。それはいずれも充分おいしかったのですが、隣のテーブルにやって来た真っ白なお嬢さんとヤンキーな彼氏が注文した餃子がこれまた旨そうで旨そうで。頭の中に餃子が強くひっかかったまま仙台公演を終了しました。


若林区【桃千】の仙台味噌ラーメン

■10月13日(火)仙台→帯広
仙台から飛行機とJRを乗り継いで帯広への移動日。午後のJAL便だったので仙台空港内で搭乗前に昼食。“鮭はらこ飯”か“牛たん定食”か迷いに迷ったあげく、そういやもう何年も食べてないし、ということで“牛たん麦とろ定食”を注文。よ〜く考えれば、牛たんは好きなわけではないんですが、ま、名物ですし久しぶりってことで善しとしましょう。近藤くんと中鉢さんの“鮭はらこ飯”が必要以上に旨そうに見えました。くやすぃ〜。


仙台空港の牛たん麦とろ定食

新千歳空港から快速エアポートライナーにひと駅だけ乗り、南千歳駅から特急【スーパーおおぞら7号】に乗り、夕方帯広駅に到着しました。さて、今夜は何を食べるかと本屋さんで『まんぷく十勝』なるグルメガイド本を購入。ふとなにげなく開いたページになんともうまそうな焼き餃子の小さな写真を見つけてしまいます。前々日から餃子が頭に強くひっかかっていたこともあり、「餃子ぶりぶり食って、ビールぶりぶり飲むってのもアリかなぁ」とつぶやいたとたん、近藤くんの目がギラギラと輝き「餃子〜! いいじゃないですかぁ! 餃子ですよ、餃子。餃子行きましょう!」と、頭の上の鉄板に油をひき始めました。

というわけで19:00、『まんぷく十勝』に小さく載っていた【笑福】にやってきました。なんのへんてつもない普通の街の中華屋さんです。イベンター・WESSの南くんと近藤くんとの3人で、まず焼餃子を3皿注文。餃子を待つ間に出されたキュウリの浅漬けとキムチをつまみながらビールを飲み、そして餃子がやってきました。いい感じに焦げ目がついたやや小さめのぷくっとした丸形餃子。これが見ただけで必ず旨いと確信できる素晴らしいルックス。そしてひと口ほおばれば、おぉぉぉぉぉぉ、う、旨い! めちゃくちゃ旨いのです。3人で3皿18個など数分でたいらげ、さらに餃子とビールの追加注文を重ね、最終的には焼餃子6皿と水餃子ひと皿と炒飯。それとは別に近藤くんはあんかけ焼きそばを独占かかえ食い。私は焼餃子のみに専念し、勢いにまかせて20個くらい食ってやりました。前々日から頭の中に強くひっかかっていた餃子を完璧なカタチでオールクリア。どころか、これってもしかしてオレが知ってる餃子の中でいちばん旨いんじゃないか、という感動がこみ上げ、当サイト『世界のレストラン』への掲載を決意。女将さんに快く承諾していただきました。


帯広【笑福】の感動の焼餃子

■10月14日(水)
帯広公演当日のお昼は当然のように豚丼です。前夜の感動の焼餃子のあと、ホテルのラウンジで十勝ワインを『清舞』を飲み、グルメ本『まんぷく十勝』を細かくみながら協議決定した店は【もり惣】。ぱっと見はおそば屋さんのような佇まいで、中に入ると昔ながらの昭和な食堂です。メニューはおそばに天ぷら、そして豚丼という構成です。豚丼は並みでもかなりのボリューム感があり、たいへんおいしゅうございました。


帯広【もり惣】の
 

豚丼

この日は、スターダスト・レビューでキーボードを弾く添田啓二くんが、スタレビュツアー中、しかもその合間にスタジオワークもこなしているという多忙な中、なんと私のライブを観るためだけに専用機に乗ってはるばる帯広まで来てくれました。ということで添田くん交えてを和食屋さんで高級シャンパーニュをブリ飲みしました。

■10月15日(木)札幌
帯広から【スーパーおおぞら6号】で札幌に移動。その足で昼はホクレンビル地下飲食街の【一粒庵】で醤油ラーメン。これが旨かった。ビジネス街のど真ん中のお昼時ということもあり、数人の行列ができる人気店ですが、たいへんに丁寧な接客でとても気持ちのいいお店でした。たいへんおいしゅうございました。


【一粒庵】の香り高き醤油ラーメン

■10月16日(金)札幌
この日も『ロックボンソワ』収録のため札幌に留まります。お昼はつけ麺が妙に食べたくなったのでインターネットで探して、菊水の【綱取物語】へやって来ました。通常のラーメン3味の他に、“辛つけ麺”や“アンチョビつけ麺”や“鰯とトマトのつけ麺”など変わったメニューが並び、少し迷って“辛つけ麺”を注文。麺は札幌ではめずらしい平打ちで、赤いつけだれはややエスニックがかった風味。分厚いチャーシューをバーナーで炙るのは時々見る光景ですが、メンマを炙って、そこになんらかのタレをハケで塗っていたのは初めて見ました。細かい部分までこだわる研究心の強いお店のようです。たいへんおいしゅうございました。


【綱取物語】の辛つけ麺

■10月17日(土)函館
さぁ、は〜るばる〜来たぜハ〜コダテ〜! 札幌丘珠空港からプロペラ機に乗って3年ぶりにやって来ました。そして今日のお昼はここと3年前から決めてました。【紗龍燕集 汪】。WESSの南くんが中学生の時から食べているということで3年前に教えてもらってたいへんに感激し、次回つまり今回もここと決めていたのです。何年創業かはわかりませんが、軽く50年は経っているだろうと思える古式店舗で食べる昔ながらの塩ラーメンは絶品です。日本一の透明度と言える美しいスープに黄色い中細麺。“シンプル・イズ・ベスト”、“ハコダテ・イズ・ソルト”と言い切れます。もうひとつの人気メニューは“掛焼めし”。炒飯の上に肉野菜たっぷりの醤油あんかけが豪快にかかった逸品。近藤くんは“チャシュワンタンメン”、南くんは“描やきめし”を、私は軽めのあんかけの“もやしラーメン”を食べました。ここも近日中に当サイト『ラーメンの世界』に掲載します。


透明度日本一の“チャシュワンタンメン”
 

人気の“掛焼めし”

この日の泊まりは、名曲『エンドレス』発祥の宿でもある【湯の川プリンスホテル 渚亭】。津軽海峡ひとり占め、海の向こうには下北半島が見える客室露天風呂。日本でこれほど素晴らしいロケーションの部屋を私は他に知りません。

■10月18日(日)函館→東京
午前中もゆっくり客室露天風呂につかり、お昼前、函館空港に到着し搭乗前に昼食です。ターミナルビル3階のレストランの“空港ラーメン”、これがまた旨いんです。白菜・人参・長ねぎ・豚肉・わかめ・ずわいがに、ホタテの稚貝もゴロゴロと5〜6コ入って、旨味が混ざり合ったスープは長崎ちゃんぽんにもひけをとらず、空港のラーメンの通常観念をあっさりひっくり返してくれます。“海峡ラーメン”でもなく“海鮮タンメン”でもない“空港ラーメン”というネイミングからもその自信をうかがい知れます。飛行機の出発が遅れてやや時間があまってので、ゲームコーナーで『TEKKEN 5』に興じ、午後の全日空機で8日ぶりにやっと帰京します。


その名も“空港ラーメン”
 

8日ぶりにやっと帰京

はい、というわけでこのコラムがアップされる頃の私は、FM長崎に生出演させていただいてることでしょう。この後、電車を乗り継いで鹿児島に入り、そこでもFMさんに生出演。明日は鹿児島公演、あさっては地元福岡公演です。どちら様もよろしくおねがい子門真人、むぁ〜いにちむぁ〜いにちびょくらはてっぱんにょう♪

2009/10/23

湯の川プリンスホテル 渚亭 http://www.nagisatei.info/



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