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Friday Column

No.230

『食った、食わない 〜新潟・関西〜』

【弾き語りばったり #11 〜言った、言わない〜】東京2公演が先週末終了しました。観にきていただいた皆さま、ありがとうございます。さてそんな今週は何を書こうかと困っているところですが、この段階でライブの内容について書くわけにもいかず、またそれ以外に目立った動きはしてないもんですからどうしましょう。夕方のテレビのニュース番組見てると、これといって視聴者を惹きつけるニュースがない時は、どの局もグルメネタばっかりやってるじゃないですか。あんな感じで、今週はこのツアー前半に各地で何を食べたか、そんな話題で乗り切ろうと思います。「どうせ、ラーメンばっか食べてんでしょう」とお思いのあなた。ふんっ、なにさっ、正解です。では、初日新潟から6公演目の京都までをどうぞ。


上越新幹線【とき361号】でツアースタート!

■9月12日(土)新潟
新潟駅ではイベンター【キョードー北陸】の江部さんが迎えてくれました。前任者が転職したので、江部さんは今回初めて私の現場担当です。タクシーに乗ると江部さんは運転手さんに「【東横】にお願いします」と言ったので、私は「いや、【東横】はこの前行ったんで、別のとこが・・」と言うと、「では、【青島】に」と言うの、私は「いや、【青島】ももう2度行ってるんで、そこでもなくて・・・」と言い、結局、西堀町の【三吉屋】に到着しました。ここも初めてではなかったんですが、気分的に昭和なところで食べたかったのでちょうどよかったです。なんともイイ感じの古い佇まいの鶏ガラ基本の昔ながらの中華そば店。“中華そば”と“ワンタン”はあるものの、“ワンタンメン”はメニューにありません。確か前回来た時にも同じ質問をしたような気がしますが、店員さんに「ワンタンメンはないんですか?」と聞くと、あんのじょう「ワンタンメンはないんですよ」ということでした。何らかのこだわりなのでしょう、まぁ仕方がない。“中華そば”だけだとちょっともの足りない気がしたので、ふだんは注文することのない“チャーシューメン”にしました。すると店員さんは、それを“チャーシュー”とは発音せず、短く“チャシュー”と言います。しかも頭の「チャ」にアクセントがあります。他のお客さんが“チャーシューメン”を注文しても、店員さんはそれを“チャシュー”と発音し、そのチャーシューメンを持ってくる時も「はい、チャシューお待たせしました」と言いました。ううむ、古くからのこの店の伝統なのかどうかはわかりませんが、ここにもなんらかのこだわりがあるのでしょう。というわけでたいへんおいしゅうございました。


新潟【三吉屋】の
 

チャシューメン

■9月13日(日)新潟空港
この日は『ロックボンソワ』収録のため新潟空港から札幌へ飛びます。乗る前に軽く何か入れておきたかったんですが、時間的に朝食はどこも終了していたため、選択肢なくそば店に入り、肉そばをたのみました。豚肉の薄切りにたっぷりの長ネギは大歓迎なんですが、肉と同量、いやそれ以上と思われる舞茸がぶりぶり入ってました。それはそれでいい香りを出して素晴らしいのですが、実は私、きのこ類があまり得意ではないものでして。いや、きのこそのものの味が嫌いとか、そういうわけではありません。小量のきのこを香りづけに入れることは、自分で料理する時にもやりますが、きのこって、今回の肉そばのように、どこにも表記されていないにもかかわらずけっこう入ってる、ってことがときどきあり得る具材なんですね。もし、その料理にきのこが入っている表記がされていれば、店員さんに内容を聞き、味を想像して注文するか否かを決めます。もし“きのこたっぷりのスパゲティ”とか“森のきのこ達のサラダ”など、明らかにきのこ類がメインと想像できる場合は最初から注文しません。しかし、“ビーフドリア”とだけ書かれて、食べてみるとビーフよりも明らかにきのこのほうが多い“ビーフドリア”や、同様に無告知に椎茸だらけの“玉子丼”、“トマトとルッコラのサラダ”がシャンピニオンだらけだった、などという経験が累積するうちに、きのこ類にある一定の悪いイメージを持ち始めてしまったのはもう10数年も前のことです。決して嫌いなわけじゃないけど、つい敬遠してしまう存在っているでしょう、そんな感じです。今回の肉そばも“豚肉と舞茸のそば”と書かれていれば、私は“かけそば”か“たぬきそば”に逃げたところですが。いや、もしかして私が見落としていたのであろうかと、再度メニューを確認しましたが、やはり舞茸は表記されていませんでした。というわけで舞茸をある程度よけながら、しかし味自体はおいしゅうございました。


無告知舞茸たっぷりの肉そば

■9月18日(金)神戸
はい、神戸です。イベンター【グリーンズ】の横井さんは、事前に複数のラーメン店の情報をメールで送ってくれて、最新のラーメン本を持って神戸空港で出迎えてくれましたが、しかし私は飛行機の中で、2年前に食べたあの店に行きてぇなぁという気持ちが膨らんでしまっていたもんですから、協議することもなく【友屋】を指名しました。到着すると、以前あった場所の目と鼻の先に至近距離移転して、新しくきれいな店舗になっていました。牛バラの煮込みはかわらずお店のスペシャリテのようで、牛バラ麺、牛バラ炒飯、牛バラ焼きそばなどどれも旨そうです。豚バラもありましたが、もう飛行機の中から牛バラが頭の上にのっかっていたので、牛バラ麺と半炒飯のセットにしました。やさしい透明のスープにしっとり細麺。柔らかく煮込まれた牛バラがたいへんおいしゅうございました。


【友屋】の牛バラ麺

■9月19日(土)大阪
この日は神戸からの移動日。新幹線で新大阪駅に着き、そのまま福島の【上等カレー本店】に直行。今日はカツもエビフライものせず、カレーの御飯少なめ。年に数回来ていますが、毎回微妙に味わいが違うのもおもしろみのひとつ。今回は結構辛かったです。夕方はFM802に入り、以前福岡で一緒に番組をやっていたTOGGYさんの『HAPPY LIFE LABORATORY』のゲスト収録。そのまま新地の高級中華料理店になだれこみ、あれこれ食って飲みました。


上等カレー 御飯少なめ
 

例えば“たらば蟹のXO醤炒め”とか

■9月20日(日)大阪
大阪では、当サイトの【ラーメンの世界】でも紹介している“揚子江ラーメン”をよく食べますが、その本店には実は行ったことがなかったってことで、行ってみることにしました。この日はラーメンではなく、炒飯と排骨(パイクー/豚バラの煮込み)が朝から頭の上にのっかった状態でタクシーに乗り、帯広クールビズでおなじみのマネージャー・近藤くんに、炒飯と排骨の魅力を熱く語りながら到着。昼時ということもあって数人の行列ができていましたが、10分ほどで着席。が、しかし、メニューを見ても炒飯も排骨もありません。ま、ま、マジすか・スクエアガーデン。ショックを隠せず店員さんに「炒飯とか排骨とかはやってないんですか?」と聞くと、「あ、うちは排骨とかはないんですよ」とのこと。更に詳しく聞くと、ここ【揚子江本店】はチェーン店を持たない独立店で、私がよく行く他の数軒の“揚子江ラーメン”には麺を卸しているだけだということでした。とにかく炒飯も排骨もないのだと知り、あきらめてラーメンと餃子を注文。それはそれでおいしかったんですが、店を出る時もまだ私の頭の上には炒飯と排骨がのっかっていました。


【揚子江本店】のラーメンと餃子

■9月21日(月祝)大阪
大阪公演2日目の昼。前日の晩「明日の昼は、流れ的に“うどん”じゃないですかねぇ」なんて話をしていたものの、朝起きたら私の頭の上にはまだ炒飯と排骨がのっかっていました。昼前ホテルのロビーに集合すると、近藤くんの頭の上にも炒飯と排骨がのっかってました。とにかくこれをなんとかしないことには先に進めないじゃないか、ということで、今日は確実にそれがある【揚子江ラーメン 名門】に勢いよく入店。“炒飯とワンタン”というセットメニューもありましたが、そこに“排骨”つけちゃうと、いくら勢いがあったとしてもちょっと多すぎるだろうと思い、予定どおりに昨日から頭の上にのっかっている炒飯と排骨をそれぞれ単品で注文。たいへんおいしゅうございました、ちょっと多かったですけど。はぁぁぁぁ、やっとこれで落ちつきました。ちなみに近藤くんは炒飯とワンタンのセットに単品で排骨をつけ、グリーンズ・横井さんは揚げ焼きそばを食べてました。


2日越しの炒飯と排骨

■9月22日(火)大阪
この日は、夕方FM広島の生出演があることもあって、引き続き大阪ステイ。お約束どおりの【インデアンカレー】で、卵入り御飯少なめ。お約束どおりにたいへんおいしゅうございました。東京にも支店があり一度行きはしたんですが、なぜなんでしょう、やはり大阪で食べるべきだと感じたので、東京では食べてません。ルーが御飯全体にかけられる感じが大阪なのかもしれません。あ、インデアンでは写真撮ってませんでした。

■9月23日(水)京都
この日は大阪からタクシーで京都入り。ここ数年の京都のラーメンの発展ぶりは目を見張るものがあり、インターネットでも迷ってしまうほどいろんな新店が出てきます。そんな中、店舗が移転して大規模でカッチョイイお店になったってことで、去年行こうかどうしようか迷って結局やめた【高安】に、やはり実際行って食べてみないことにはと思い到着しましたが、しかしそこにはとんでもない行列。「30人くらい並んでます♪」どころではない行列でしたので、そこまでして食べたいわけじゃないってことで、時間的な余裕もさほどなかったもんですから、近場で並んでなさそうなところを運転手さんに相談して、2年前に行った【あかつき】に到着。タイミング良くすぐ入れましたが、直後数人の列ができていました。【高安】の名物“ジャンボ唐揚げ”に備えて朝から何も食べずにいた空腹の勢いで、中華そばのネギ多めに餃子と小ライスまでつけてしまいました。濃厚豚骨醤油に中細麺。がんばって完食しましたが、さすがに私には多すぎました。でもおいしかったです。食いキャラの近藤くんはなぜかチャーシューメンの大(2玉)に餃子、さらにチャーシュー御飯まで注文。しかし食いきれず、店を出た後「やっぱ、無理でした。あ〜ぁ、悔しい。オレも落ちましたよ・・・」としょんぼりしていました。


【あかつき】の中華そば ネギ多め

この日の夜は関西シリーズ最終日、また私の誕生日前日ということで、FM802の栗花落さんにも同席していただきオトナの高級洋食店へ。奥の個室へ入ると、グリーンズ・横井さんの粋なハカライで、高級シャンパーニュがすでに氷の入ったシルバーのクーラーにスタンバってました。というわけで、野菜系の料理をちょろちょろつまみながら高級シャンパーニュを堪能し、メインには久しぶりに和牛ステーキをガツンと独占かかえ食いしながら、フランス・ブルゴーニュの高級ピノノワールをぶりぶり飲ませていただきました。ごちそうさまでした。たいへんおいしゅうございました。


グリーンズ・横井さんの粋なハカライ
 

和牛ステーキを独占かかえ食い

ま、今週はこのあたりまで。その後はまたおいおい書いていきます。
さぁ、明日からは秋田・仙台・帯広・札幌・函館と、『ロックボンソワ』の収録も挟みながら、今ツアー最長の北日本8泊の旅です。秋田なんて9年ぶりですから。各地会場でお会いできるのを楽しみにしています。

2009/10/09



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