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Friday Column

No.158

『北の屋台』

どうでしょう、トップページ。【www.kimuraKAN.com】開設から丸3年が経ちました、ってことをキッカケに、一般サイト・有料サイトともにコンテンツ・アイコンをリプレイスしてみました。『Discography』『Live Date』以外はこれまでのアイコン同様私が撮影した写真を使用しています。でも思ってたのとちょっと見た目のバランスが違うなぁ、というところもあったりしますので、そのうちまた微妙に差し替えたり入れ替えたりもするかもしれませんが、気にしたり気にしなかったりしてください。

さてそんな今週も、先週の【豚丼】に引き続き、5月13日に自主的に訪れた北海道・帯広の話題です。

なにを隠そうなんにも隠してない私は“大学オフィシャルTシャツ”コレクターでして、いろんな国を旅する度にその都市の有名大学に行ってはオフィシャルTシャツを買ってきます。極めてリーズナブルでアカデミックな収集趣味です。基本的には海外ものが専門ですが、せっかく帯広に来たんですから行っとくべきでしょうってことでやってきたのは北海道ならではの国立大学【帯広畜産大学】。

東京大学は“東大”、九州大学は“九大”、北海道大学は“北大”と、一橋大学を除く国立大学のほとんどは略称で呼ばれています。中国の最高学府・北京大学だって“北大=ペイター”という略称があります。じゃぁこの【帯広畜産大学】はどんな略称で呼ばれているのかと、大学に向かう車中、同行の木村ディレクター(略称:キムデレ)さんと考えてみましたが、キムデレさんは『畜産』じゃない?というんですが、うぅん、それでは“帯広”だということがわからないじゃないですかと思った私の案は“オビヒロチクサン”を略して『ビーチク』だったんですが、それを言うなら『おビーチク』でしょうとキムデレさんが言うので、じゃぁとりあえずそれで、ということになりその『おビーチク』に到着。


帯広畜産大学

本来は、大学オフィシャルTシャツがどこに売っているのか、またそもそもその大学にオフィTが存在するのかなどを、キャンパス内をうろつく学生に聞きながら探し当てるというのが最も楽しい行程のひとつなんですが、今回は『ロックボンソワ』番組収録も兼ねているため、事前にちゃんと大学生協の店長さんにアポイントを取って収録許可を得ていたもんですから、誰に聞くこともなくさっさと生協に着きました。建物に入るなり“畜大オリジナルソフトクリーム”の張り紙があり、この大学の略称は『ビーチク』でも『おビーチク』でもない『畜大』であることがあっさり判明。そりゃそうだよなと若干肩を落として生協へ入店。

生協というイメージよりはコンビニに近いニュアンスの店内には軽食・菓子類・十勝ワイン・文房具が整然と並び、いちばん奥の棚にありました、オフィシャルTシャツ。色も黒・グレー・白とありましたが、ひとつだけJLサイズ限定色・モスグリーンってのがあったので、この色が最も畜産っぽいってことでひとつ購入。そして、畜産大学らしいオフィシャルグッズ“実習用つなぎ”ってのもありました。赤・青の2色あり、「うぅぅ、どうしようかなぁ」と自分用に買うかどうか30秒ほど本気で悩みましたが、やっぱやめとこうってことで番組プレゼント用にのみ1着買ってきました。背中には【OBIHIRO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND VETERINARY MEDICINE】とかっこよく書かれています。後で訳してみると【帯広農業獣医薬科大学】でした。ってことは略すと『オビノジュヤ』ですよ。まぁいいですか。とにかく【帯広畜産大学】のオフィシャルグッズはウェブサイトでも見ることはできますが、ウェブ上では畜大生でないと購入できないようになっています。であるからこそわざわざやってきて買うことにたいへんない意義を感じるのです。

さて、夜は帯広の新名所【北の屋台】にやってきました。私の狙いは十勝産のチーズとワインが楽しめる『Petit Plaisir/プチ・プレジール』、直訳すると“小さな楽しみ”または“ささやかな喜び”って感じ、略すと“プチプレ”ですが、さてどんなでしょう。


プチ・プレジール

ワインはフランスものを中心に多くの種類があり、料理もチョリソ・サラミ・スペアリブ・ピザなど、奥さまが狭い調理場でテンポよく作っています。もちろん十勝産の食材ばかりのようですが、スペインの生ハムもあるディオス!。私の場合は十勝産チーズと十勝ワインと決めて来たので、普段はありえないパターンで“のっけからチーズ”。とはいえ実は私、チーズは専門外でして。しかしフランス系アーティストとして基本的なことくらいはわかっておかないとまずいですから、高級レストランなどでは“必須科目”という意識でいろいろ説明を受けながら少しずつ食べてはきました。今回はチーズ料理を看板とする、それも屋台という初めてのシチュエイションで正面からチーズと向き合います。半月型にカットされた十勝新得町のラクレットがなんだか見たことのない電熱棒の器具にセットされて、その熱でチーズの断面がとろとろ溶けだし、それをヘラでそぎながら下の小皿の上の茹でたじゃがいもにドロッとかけてペロッと食べる、というのが1品目。う〜ん、なにげに楽しい北海道です。


十勝のチーズと十勝のワイン

そして、十勝産チーズの盛り合わせ。御主人・阿部さんにいろいろ説明していただきました。上の写真左から『さくら』=桜の花で香りをつけた超繊細もの。一瞬ヤギかなと思われる口当たりでしたが、4品すべて牛だそうです。桜の花で香りを付けないこのチーズのプレーンな状態は『Petit Plaisir』といい、そこからこの店名をつけたそうです。左から2番目はいわゆるカマンベールタイプのチーズに“大豆”が入ったもの。大豆と言われなきゃなんかのナッツだと思うでしょう。その次はセミハードタイプ。名前は『オーチャード』って言ってました。帰って辞書で調べてみると『orchard=果樹園』でした。そして右端はなんとも珍しい“バーボン”でウォッシュしたカマンベールです。たしかにかなりハッキリした酒香がしますが、バーボンだとは思いませんでした。このようにいろいろ説明を聞きながら十勝産のワイン『清美』をちびりちびり。これがまたね、よかったですよ。「ドイツの赤っぽいでしょう」と御主人が言うように、うん確かにアルザスのピノノワールのような爽やかな甘みのある赤、好みです。この他に『町民還元用ロゼワイン』なんてのもあり、これもまたたいへんにレジェだったのでホイホイ飲みました。

狭い店内はお客さん9人でビッシリ。地元の若いお嬢さんや若くないお嬢さん、神戸からの出張ビジネスマン、そして札幌のラジオディレクターと東京のタレントさん。たまたま【北の屋台】の管理責任者さんも居合わせて、この屋台ができるまで、そしてこれからのいろんなお話も聞かせていただき、気がつきゃ2時間くらい飲んでました。途中、ブルゴーニュの白ワインを一杯だけひっかけて「バイト、バイト」と去っていった川原亜矢子似の女性が印象的でした。私の出身は屋台文化でおなじみの福岡ですが、ほとんどの場合は飲んだあげくの締めのラーメンで立ち寄るくらいで、屋台でじっくり飲んだことはあまりありません。そんな福岡とはまたじぇんじぇん違う雰囲気の【北の屋台】、今回の私は『Petit Plaisir』さん1軒だけでしたが、とても興味深いスポットです。次回は雪で真っ白になった時期の【北の屋台】も味わってみたいなぁ、と思いました。


今度は真っ白な季節に

さて、『パイスチュ』リハーサルも最終段階、来週は東京・大阪で【ラッキーラクーンナイト2】ですが、その内容については雑誌【LuckyRaccoon】次号発売を待ってその後にいろいろ書こうと思います。ってことは来週の金コラは何書きゃいいんだ・・・? まぁいいか、どうにかナルニア物語。

2008/05/23

帯広畜産大学 http://www.obihiro.ac.jp/
北の屋台 http://www.kitanoyatai.com/



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