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Friday Column

No.151

『エープリル・フールでどこまで盛り上がれるか』

ハイセンスな皆さまは御存知のことでしょうが、毎週のこのコラムの他に隔月で発行される雑誌【LuckyRaccoon】にも『ひっぱってパリコラ』というキュイジーヌコラムを書いてましてね。いやこれはこれで楽しいんですよ、最大の趣味のひとつである料理のことばかり書いてますから。まだお読みになったことがないというミディアムな方は是非一度見てみてください。で、その次なる27号の原稿の締め切りが3月末ってことで、一生懸命書いてたんですよ。で、ほとんど書き終わったところでふと気がつきゃその原稿がなくなっちゃってまして。まったく意味が分からないんですが、コンピューターの中どこ探してもないんですよ。もう泣きたくなっちゃいましてね。いや、泣きませんけどね、男ですから。

そんなある晩めずらしくテレビなんか見てたら、なんか果樹園の中で男の人が女の人にプロポーズしてまして、でもって男の人がわんわん泣いてるんですよ、もうわんわん。いや、その話自体はリアルでいい話だったんですが、泣きますかね、わんわん、テレビで。まぁわんわん泣いちゃう男の人にはそこに至るまでの長いストーリーがあったとしましょう。でも、その番組は男の人がなくシーンをすごく楽しそうに流してるんですよ、えんえん。なんだかなぁ〜、なんて思っていたある日の午後、こともあろうにラーメン屋さんでラーメン食べてた時に有線放送でかかった曲がね、誰の歌かはわかりませんが男の声が複数ユニゾンだったんでグループでしょうけど、その歌詞が「がんばろう、でもがんばれない、こんな時、泣いてもいいっすか? 今ここで泣いてもいいっすか?」ってそんなやつでね。なんだか私が知らない間に男も人前で泣いてもいい時代になっちゃってるみたいですね。別にそのことについて「最近の若いヤツは・・・」みたいなこと言うつもりはまったくありませんが、オレはイヤだな、なんか。だってそうじゃないですか、やっぱ人前で泣くってのは、かわいい女の子の特権なんですから。「私、泣いちゃうかも、グスン(涙)」ですよ。それを男が正面からやってもOKなんて風潮になったら、オレはイヤですね。そんなことやってっから女の子が平気でジーパンなんかはいて街歩いたりするんですよ。オレはイヤだね。男がスカートはいて歌うたってるほうがよっぽどスカッとします。

とまぁなんの意味のない前置きはこのくらいにして、今週は『エープリル・フール』についてあれこれと考えてみます。考えるっつったってなにも考えずに書いてますからなにも考えずにお読みください。

【エープリル・フール】を私の愛読書『広辞苑』で調べてみると、「四月一日の午前中に軽いうそをついて人をかついでも許される風習。また、かつがれた人」とありました。へぇ、午前中限定ですか。ちなみに両隣は【エー・ブイ】と【エーペック】でした。

その語からして普通に考えると英語圏発祥ではないかと思われる『エープリル・フール』。日本では直訳して“4月バカ”なんて言い方もありますが、他の国ではどうなんだろうと調べてみると、お隣り中国・北京語では【愚人節】=ユィレンチエ、字から想像できるように“愚か者の日”ってことですから、日本同様に英語圏からの流入を訳したものでしょう。フランス語では【poissson d’avril】=ポワソン・ダヴリル、直訳すると“4月の魚”です。イタリア語でも【pesce d’aprile】=ペッシェ・ダプリーレ、同じく“4月の魚”です。ラテン語圏では“魚”なんですね。だからといって“魚=バカ”と直接的に解釈すると、お魚さん泣いちゃうかも、グスン(涙)。釘うっちゃうかも、五寸。

と、ここまで私はそれを『エープリル・フール』と書いていますが、いや最初は『エイプリル・フール』かなと思って辞書を引いてたんですが、『広辞苑』をはじめ私の持っている『和英辞典』『和仏辞典』『和伊辞典』『日中辞典』はどれも『エープリル・フール』で載ってたもんですから素直にそうしてみました。しかしあれですね、『和英辞典』『和仏辞典』『和伊辞典』といずれも「和」なんですが、中国語だけは『和中辞典』ではなく『日中辞典』です、なんででしょう、私のだけですか。夜中に引いても日中辞典、ってことなんでしょうかね。でですね、インターネットで『エープリルフール』と入力して検索しようとすると、「もしかして:エイプリルフール?」と問いただされます。この「エー」と「エイ」の違いはなんでしょうか。ちなみに私の次の【弾き語りばったり #7】のサブタイトル『ウルトラタブン』でキーワード検索すると、「もしかして:ウルトラセブン?」と出てきます。なんだかちょっとうれしいですね。

まぁそんなこんなで『エープリル・フール』。発祥とか起源とかいろいろ調べてみたんですが、金コラ的に盛り上がれそうなもんがイマイチみつかりませんでした。仕方がないので独自の盛り上がり方を考えました。考えましたというよりは私が日常的に頭の中でやってることで、これ実はダジャレの基礎訓練のひとつでもあるんですが、ある語の任意の一文字だけを五十音表の同じ段の別の文字と入れ替えるだけで結構いろんなおもしろいものに出くわしたりします。例えば『エープリル・フール』の「フ」をア行から順に同じ「ウ」の段の別文字に入れ替えてみるとどうでしょう。

『エープリル・ウール』
あぁ、わかりますわかります、私にも経験があります。例えば中学校に入学する4月の服装は、詰め襟の学生服の下に白いワイシャツ・その下に肌着、この3枚だったんですが、中学1年生として春夏秋冬を過ごして、また4月になって新2年生になった時には、冬からのなごりのまま学生服の下にウールのセーター着てたもんでした。これがいわゆる『エープリル・ウール』です。

『エープリル・クール』
これはまぁ説明不要でしょう。「もう4月だってのに、今日なんでこんなに寒いの」例えばそんな日のことです。「今日、なんかチョー寒くねぇ?」「エープリルクールっしょ」みたいな感じです。「寒い」って「コールド」じゃないの、と思った人はここでは黙っててください。

『エープリル・シュール』
「ス」じゃイマイチないなぁという時は「シュ」でいいんですよ。たまたま4月のある日に起きた非現実的な出来事をそう呼ぶんですよ。「シュール」って元はフランス語なのでオシャレな人として評価されるかもしれません。

『エープリル・ツール』
ま、なんかの道具なんでしょう。私は知りませんけど。

『エープリル・ヌール』・・・ないですね。ぬり薬かも。

『エープリル・ムール』
これはフランス・ノルマンディ地方の海で4月にとれるムール貝のことですかね。私は知りませんけど。

『エープリル・ユール』・・・ないですね。

『エープリル・ルール』・・・なんかの、・・ルール?

なんだよ、じぇんじぇん盛り上がりませんね。もうちょっとどうにかなると思ったんですが。この際「ウ」の段じゃなくてもいいですからなんかないですか、盛り上がれそうなヤツ、ってことで片っ端からハメてみることにします。

『エープリル・イール』4月のうなぎ。
『エープリル・エール』がんばれ4月!
『エープリル・オール』4月全体。
『エープリル・カール』4月っぽいパーマ。
『エープリル・ガール』いいねぇ、いいよぉ。
『エープリル・キール』あるかもしんないカクテル。
『エープリル・コール』4月通話。
『エープリル・ゴール』ゴ〜〜〜〜〜〜〜ル!!!
『エープリル・シール』貼っちゃってぇ。
『エープリル・セール』お買い得!
『エープリル・ソール』新入生のまだ擦れてない靴底。
『エープリル・ショール』新入生のまだ擦れてないショール。
『エープリル・タール』4ミリグラム。
『エープリル・チール』4月の肩こりに。
『エープリル・テール』煮込むといいダシが出る。
『エープリル・トール』4月の背が高いヤツ。
『エープリル・ドール』お雛様と5月人形の間のまさしく今日4月4日に飾る4月人形、つまり・・。
『エープリル・ニール』そんなイギリス人きっといる。
『エープリル・ネール』いわゆる4月爪。
『エープリル・パール』いわゆる4月真珠。
『エープリル・ファール』開幕戦先頭打者の最初のファールはノーカウント。
『エープリル・ヒール』あぁぁ、踏まれてみてぇぇぇ!
『エープリル・ビール』喉ごしドライ!
『エープリル・ピール』4月の皮むけ。
『エープリル・フィール』4月感。
『エープリル・プール』水泳部の初泳ぎ。
『エープリル・べール』なんかのべール。
『エープリル・ぺール』4月から顔色の悪い奴。
『エープリル・ホール』落っこっちゃった。
『エープリル・ボール』開幕戦先発投手の最初のボールはノーカウント。
『エープリル・フォール』シドニーでは4月が秋。
『エープリル・ポール』Hey, Paul !
『エープリル・ミール』アスパラ・たけのこ・初鰹!
『エープリル・メール』新入生のまだ擦れてないメール。
『エープリル・モール』探しゃどっかにあるでしょう、そんな商店街。
『エープリル・リール』4月向けの釣り用品。
『エープリル・レール』鉄道系?
『エープリル・ロール』充分あり得るスイーツ。
『エープリル・ウォール』4月の壁。

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ダメですね、盛り上がらん。しかもなんかへんに疲れました。まぁいいや、だいたいエープリル・フールなんてとっくに終わっちゃっってますし。でもこれだけ書きゃ読む方によってはひとつくらいツボにはまるやつあったでしょう。ひとつでもありゃ私は満足です。というわけで今週はこのへんでバッサリお開き。来年のエープリル・フールもよろしく!(意味不明)。


今年も桜がきれいですよ

2008/04/04



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