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Friday Column

No.123

『ハマリQ』

12月25日、浜離宮朝日ホールでライブをやることが決まりました。朝日新聞主催で、9日間、さまざまなアーティストが日替わりで出演するコンサートシリーズの最終日です。

【浜離宮】、聞いたことはあるものの行ったことはありません。【浜離宮】どころか私は“相撲”も生で見たこともなければ、“歌舞伎”も見たことがなく、“能”なんてのは考えたこともありません。私は母国日本のことをあまりに知らなすぎるのではないか。パリ時代、語学学校での友人が暮らすカトリックのコミュニティに夕食に招かれた時、「日本のファミーユ・アンペリアル(皇室)について知りたい」という話題になり、何の説明もできなかったことがありました。ま、そんなこともあり、浜離宮の近所でコンサートをやる以上、その浜離宮くらいは見ておかなければという気持ちになり、行くことにしました。

『ダイA』『スイA』『イノチノハハA』
『ウレC』『タノC』『ハイチオールC』
『リポビタンD』『ナニイッテヤンD』『コチトラエドッコD』
『タE』『キモチE』『セイシンセE』

『カトーI』『フクハラI』『ショーカジI』
『シュJ』『カンJ』『ショーヒJ』
『マスダK』『アラカワキョーK』『ロボットケージK』

『ウレP』『カキP』『クルマニポP』
『トーQ』『ケーQ』『イズQ』『オダQ』
『ジダQ』『シシQ』『キケンQ』『ゴーソッQ』
『サンQ』『ファッQ』『ウィーウィルロッQ』
『ヨウQ』『セイQ』『イツモQ』
『コQ』『メイQ』『ハマリQ』

ということでたどりつきました【浜離宮】。


大手門橋

大手門橋を渡って大手門で300円の入園料を払って案内紙をもらって入宮。最初に出くわしたのが『三百年の松』。うぅぅ、でかい。松の木が300年生きているということがどのようなことか自分の中での解釈がいまいち定まらないまま「お花畑」へ。一面に咲く花は案内紙によると“キバナコスモス”。その華やかさよりも、日本の鉄道の起点・汐留の国鉄跡地に連立する巨大ビル群の圧倒的な圧迫感に息苦しさをおぼえるのはいなめなめなめなめなめません。


三百年の松
 

お花畑

案内紙を見ながら「船着き場」「将軍お上がり場」「新樋の口山」と歩いた先に、奇妙な形の松がありました。何年モノかはわかりませんが、なにかもだえ苦しんでいるようなスタイル。想像力次第でいろんなカタチに見えてきます。さらに進むと大きな池があり、「中島の御茶屋」が浮かんでいました。「お伝い橋」を渡り御茶屋に入ります。


もだえ松
 

お伝い橋と中島の御茶屋

「おぉぉ、涼しい」。時おり小雨がパラつくジメッと蒸し暑い日の正午前でしたが、池に囲まれているからでしょうか、いや、やはりこの木造建築の畳張りが日本の気候に最も適しているのでしょう、茶屋に入るとなんとも涼しいんです。絣の着物の女性に500円払って抹茶と和菓子をお願いすると、「温かいの冷たいのどちらにしますか?」と問われたので、あまり考えずに「じゃ、冷たいので」と言いましたが、直後「冷たい抹茶って、ありなのか?」と思いましたが、そんなことでクヨクヨしても仕方がないので気にしないことにしました。いやぁ、それにしても気持ち良い。やはり私は日本人なんだ、こんな家に住みたいと心から思います。客は私ひとり。できることなら畳の上にぶぁ〜っと寝っ転がってポリポリ尻でもかきながら昼寝してぇなぁ、と思ったころに抹茶と和菓子がやってきました。氷の入った抹茶をいただいて和菓子をちょこっとかじってひといきついて茶屋を出ました。


 


半分だけ食べた名前もわからぬ和菓子がいい感じのオードブルとなって胃を刺激したもんで、「うぅぅ、なんかわからんけど、ちゃんぽんとか皿うどんとか排骨麺とか、そういうガツンとしたものが食べてぇ」という気持ちになり、ひととおり写真も撮ったんでもういいだろう、ということにして「新銭座鴨場」も「可美真手命銅像」も気にせず出口に向かう途中、すれ違った数人の外国人観光客が大きな松の木を見ながら「Big Bonsai」と言っているのが聞こえました。うぅぅん、なんか根本的に違うような気がしながら、また別の外国人観光客の露骨な昼寝を横目で見ながら浜離宮をあとにしました。


Big Bonsai
 

露骨な昼寝

というわけで【浜離宮】、行くには行ったんですが、母国日本の知識もほとんど増えず、予想どおりにうまい感想がありません。どの写真にもいちいちビル群が写り込むことにやんわりとストレスを感じながらも、それもまた東京なのよ、と受け流すことにしました。

365日、すべてのことはコラムネタ。これでいいのです。ちなみに、今回このコラムを書きながら思いついたものの流れ上書くに至らなかった私の中での大ヒットは『フナコシHロー』です。

2007/09/21




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