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Friday Column

No.104

『フレンチ・コンサバティヴでこの夏あなたもロワイヤル!?』

はい、サラッと行ってきました、ベトナムの首都ハノイ。今週はその話を、と思っていたんですが、やっぱり写真の現像上がりがギリギリになるんで、来週にします。

で、日曜日の夜中、ハノイのホテルでぼーっとテレビ見てたら、たまたまフランスの【TV5】というチャンネルで大統領選決選投票結果発表の生特番やってたもんですから、結局夜中2時半くらいまで見てました。で、アメリカ式自由競争推進派のサルコジさんに決まったんですけど、うぅぅぅ〜ん、私ははっきりとロワイヤルさん派だったもんで、非常に残念です。

いや、だってねぇ、いろんなところで書いたり話したりしているように、私が感じているフランスの数多くの素晴らしさは、“過剰な競争をしない”という基本の上に成り立っているものが多く、具体的に説明しようとするとえらいたいへんなんでキャッツアイしますが、思っていることをざっと大まかに書きますと、サルコジ新大統領が推進するアメリカ式自由競争で今後のフランスがホントにすすんでいくとすると、やはり何に関してもとりあえず“価格を下げる”という競争から始まり、そのためには行程を合理化し、流通を簡素化し、システム化・大量生産化によって人件費を削減し、ということにまずなっていくわけで、これらのなにか悲しいかと言うと、例えば物質的な商品であれば、形状や品質を均一化することにより、でっぱったりへこんでたり微妙に色身が違ったりといった個体差のおもしろみがなくなってしまい、人的サービスでいうと、接客や対応はマニュアル化されて、これもまたひとりひとりの“個性”を封じ込めてしまいます。その行き着く先の最もわかりやすいのが、アメリカ式ファーストフードチェーンやコンビニや大型量販店です。どこに行っても同じもの、誰であろうが同じやり方、人間味も情緒もあれよあれよと消えてなくなり、即時的な利益が見込めないものは通用しないという、まったくもって今の東京のような状況になっていくわけです。

当選発表後、ルノー車に乗ってサール・ガヴォーへ移動するサルコジ新大統領の車内の表情を捕らえようと、何台もの2人乗りバイクが警察の静止も無視して車窓ギリギリにカメラを接近させ執拗に並走する映像をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。あの映像こそが“自由競争の危険”を最もわかりやすく表していました。お金になる“おいしい映像”を撮るためには秩序も品位もへったくれもなくただひたすらへばりつくように並走する非常に危険な状態。もしなんかのキッカケでバランスを崩した1台のバイクがこけたら、後続車はそこに重なるようにこけまくるのです。それが自由競争の成れの果てなのです。

とまぁ、遠回しのアメリカ批判はこのくらいにしてですね、ってゆうかそんな難しそうなことを書くつもりではなかったんです。ただ、競争を適度に抑制し進化しすぎない、人間くさく美しい先進国フランスから個性や情緒を排除してしまったら、あぁぁ、なんと悲しいことであろうか、そう思っただけです。それは日本の国土からすべての桜の木を伐採するようなものだ、と思えるほどの悲しみです。だから私はフランスに関してきっと私と同じ方向の考え方であろうロワイヤルさんに大統領になってほしかったのです。まぁ、遠い遠いフランスの話ですから、誰が大統領になろうと基本的には私たちの日常生活には影響はないんでしょうけど。しかし、大統領とは国際社会に於けるその国の“顔”でもあるわけですからね。日本が影響を受けるとしたらそれはまず女性のファッションではないでしょうか。

日本女性にとってのオシャレの根源・ステキの象徴であるフランスのあり方が、女性のファッションの流行に影響を与えることは充分考えられます。もしかしてロワイヤルさんがフランスの新大統領になっちゃったら、を想定して次号でロワイヤル・ファッションを特集しようと準備していた女性ファッション誌が複数あったとしてもおかしくありません。だってステキじゃないですか、ロワイヤルさん、ね。クルッと耳にかけた髪が肩のあたりでもう一回クルッとはねて、ね。あれ、明るくて女性的で品があってとってもエクセレントです。着ているものも高品質でコンサバティヴ。日本の女性の流行があっち方向に流れてくれたら、街は明るく爽やかな気品に満ちあふれることでしょう。

実際、最近の女性のファッション、なんですか、あれは。今年に入ってからなんだか妙に“スパッツ”が流行ってませんか。流行ってますよ、流行ってるでしょう“スパッツ”。多くの女性金コラ読者を敵に回すことを覚悟しながら、でも胸にしまっておくことができないので書きますが、あれは、ダメです。あんなもんジーパン以下です。しかもスパッツブームの流れでスパッツみたいにピッタリで丈の短いジーパンも出てきてますね、“スパG”と呼びましょう、あれもなんだかすごくイヤです。「別にあんたに気に入ってもらおうと思ってスパッツ履いてるわけじゃないもんねぇ〜」と反射的に思った方もいらっしゃるでしょうけど、この際だからハッキリ言っておきます。スパッツを履いている女性を見て、かわいい、ステキだ、と感じる日本人男性はひとりも存在しませんよ、ひとりも。理由なんか知りません、ただ、ひとりもいないということは断言できます。

だんだん暖かくなって夏に向けてスパッツ着用率が低下するであろうこの時期にロワイヤルさんが新しい仏大統領になって、『an an』や『non-no』や『JJ』が“フレンチ・コンサバティヴでこの夏あなたもロワイヤル!?”な〜んて特集ほいほいやってくれたら、女性のファッションの主流はにわかに“フレコン”化し、スパッツなんてもんは一気に排除できたんでしょうけどねぇ。サルコジさんじゃなぁ・・、女性のファッションにはなんの影響も出そうにないし、男性誌もやりようがないよなぁ。だって、あの髪型ってフランス人だからイイですけど、あれ日本人がやったら単にソフトなパンチパーマですからね。“ソフトパンチでサルコジ・サマー!”つったって、イケメンなみなさんもなんだかやる気なくなっちゃう感じでしょう。でも、六本木のホストクラブとか行ってみたら男の子がみんなソフトパンチだった、なんてのは意外と納得できそうな気もしますけどね、私たちの世代は、逆に。

さぁ、わけわかんなくなってきたんでこのへんにしますが、まぁ、とにかく言いたかったのは“ロワイヤルさん残念!”と“スパッツ反対!”そのくらいです。ううん、なんだかまだ釈然としないんでじぇんじぇん違う話にすり替えますけど、今日ふと思いついたステキな言葉。「ハンカチ王子」に似た言葉で「あんかけオヤジ」ってのどうですか。なんだかんだ言って結局いっつもあんかけものを注文するオヤジです。

さて、来週は楽しいべトナム・ハノイ旅行を楽しい写真とともにお楽しみいただきますのでお楽しみに。

2007/05/11



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