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Friday Column

No.039

『実況コラム 旭川ジャンクション』

4年3ヶ月ぶりの新潟公演が終わり、飲んで泊まって翌2月3日、事務所の現場担当者は新幹線で帰京。私はいつものように単身、空路札幌へ移動し、STVラジオ『KANのロックボンソワ』2月5日分をイレギュラーに収録。飲んで泊まって翌4日。10:30発のJAL便で東京へ戻るんですが、札幌〜千歳が大雪で陸空ともにブリ乱れ。“ただひたすら次の案内を待つ”だけの時間がえんえん続いてますので、しょうがないこの際、実況コラムです。

3日夜から札幌は雪が降り始め、4日朝には大雪。いつもは余裕を持って空港に行く私ですが、この日に限って結構タイトな時間【08:45】にホテルをチェックアウト。札幌駅に着くと案の定JRのダイヤは乱れ、15分以上遅れている新千歳空港行き快速エアポートではかなりギリギリ、それ以上遅れるとアウトな感じだったので、5分遅れの函館行き特急『北斗8号』で南千歳まで行き、そこからタクシーが最速と判断。南千歳駅で降りたはいいが、タクシーは除雪車が作業中の乗り場に入って来れず遠〜くで客待ちしているので、カバンとスーツケースとiBookとを抱えてザクザク歩き、やっと乗りました。「今日は、飛行機とんでないんでないかい?」と運転手さん。「そうかもしれないですねぇ」とJALに電話でたずねてみると、運転手さんの予想どおりに私の乗る1010便はすでに欠航が決定。あとは空港に行ってみないことにはわからない、ってことで【10:10】新千歳空港に到着。

2階出発ロビーのグローバルカウンターで状況を聞いてみると、「07:50発の1000便が4時間10分遅れの12:00出発を予定していて、空席はあと2席ありますが、除雪作業の状況でさらに遅れる可能性もございます。それ以降は1022便まですべて欠航となっております。」ってことなのでとりあえずその1000便の席を確保して、待ちましょう、飛ぶのなら。

ってことで【10:30】、どこで待とうにも私と同じ状況の人々で空港ロビーのイス系はすでに隙き間もなく、ならばと3階レストラン街の『あびよん』へ。ここもかなり込み合っています。運良く滑走路が見渡せる窓側の卓が空き、座ってメニューを見ると、なんとなくイメージしていた朝の和定食はすでに終わっていました。うぅ〜ん、うに丼でもなければ鮭親子定食でもないしカツサンドでもない。小腹はすいているもののなにしろ時間が微妙なんだよなぁ〜。しかしJAL1000便が12:00にホントに飛ぶ保証はなにもなく、雪の激しさを見る限りではおそらくもっと長いこと待つだろうと予想するほうが自然な感じです。出発待ちの人々は時間とともにどんどん増えていくだろうし、ここで食べておかなければ食いっぱぐれのまま搭乗の可能性もいなめなめなめません。『あびよん』の隣には道内各地のラーメン屋さんが5、6軒入った『らーめん道場』なんて最近っぽいものもあるんですが、どうも違うんですよね、ノリが。ってことで中とって“しょうが焼き定食”をごはん半分で注文、可もなく不可もなく食べ終えたら、べつにコーヒーも飲みたくないのでお水で時間を潰します。

滑走路に目をやろうにも、滑走路がどこかわかんないくらい雪がぶいぶい降って真っ白です。1988年以降、札幌往復回数は優に700を超える私ですが、この有り様はかなりのハイレベルです。黄色いデカい除雪車が8台縦列して、ゆっくりゆっくり往復除雪しているあたりが滑走路なのでしょう。雪はぶいぶい降り続きます。滑走路をなんとかしたところで飛行機が発着するスポットにもすごい量の雪が積もりまくったままの状態ですから“これ、今日、飛ばないな”って雰囲気です。明日(5日)は広島公演、しかも日曜日なので開演は平日より2時間早い17時。さて、どうしたもんか。ふと気づいたらレストランの入り口には行列が出来はじめ、北海道ではめずらしい“相席”も出始めたので、そろそろ様子を見に店を出て【11:40】出発ロビーへ。

案内板を見る限りでは状況は変わらず、どうなってるのかを聞こうにも、グローバルカウンターに50人級の列ができたのは初めて見ました。やることもないのでとりあえずカウンターの女性に今後の抱負だけでも聞こうと列に並びます。一般空席待ちカウンターの行列はもうどこが最後尾かわからないくらいのインドニシキヘビが何匹もいる状態。空港職員が「欠航が決まっていない便も本日中に出発できる可能性はかなり低くなっております。明日以降への御予約変更をお勧めいたします。」と声を裏返らせながらメガホンで案内しています。20分ほど並んでやっとカウンターの女性に状況を聞いたら、たいへんに悲しそうな表情で「申し訳ございません。まだ除雪完了の知らせが入っておりません。御予約いただいている1000便も欠航の可能性が出てまいりました。」と。・・・いいですねぇ、その表情、極めて日本的です。ヨーロッパでは考えられません。これがパリ、シャルル・ド・ゴール空港のエール・フランスのカウンターだったらどうでしょう。「どうなるかは全くわかりません。外は大雪ですから。でも私は雪が好きなの。だって綺麗でしょ、真っ白で。あなたはどう?雪はお好き?」とそんなイメージですよ。・・・と話を逸らしててる場合じゃありません、実況コラムです。

【12:30】もう空港内は出発待ちの人々でたいへんな状態になってきました。どこか座れるところを求めて4階まで昇ってみると、『スーパー・ラウンジ』なんてカッコイイ場所があって、近寄ってみると航空会社とは関係ない有料ラウンジだったんですが、ビザカードを提示すると無料ってことで入りました。ソファに座ってなんか飲んで原稿を書くか。その前にラウンジレイディに「搭乗手続きが始まったらアナウンスとかあるんですよね」と一応確認すると、「アナウンスはないんですよぉ〜」と妙にフランクな感じで言うもんですから、心の中でダメだこりゃ。原稿に集中してる間に1000便が飛んでっちゃったりしたひにゃひにゃひにゃ泌尿器科、ど〜にもこ〜にもドーベルマンギャングです。

10分もいなかった『スーパー・ラウンジ』を出て【12:40】再び出発ロビーへ。するとあららららグローバルカウンターの女性の泣きそうな表情での発言どおりに私の予約便1000便は欠航が決定。欠航に備えて保険でもらっておいた空席待ち番号はカテゴリーAの120番。この時点で欠航が決定していない1026便がもし飛ぶとしても17時以降、しかしそれ以降の便は当然満席。ってゆうか今日は飛んだとしても夜遅くに2〜3便だろうし、いくらカテゴリーAでも120番では今日中に乗れることはまずあり得ない。

さてどうするか、札幌に戻ってもう1泊して、明日(5日)広島に飛ぶか、と調べたら札幌→広島直行便到着時間はJAL・ANAともに開演時間より遅くまるでダメ。ならば朝早い便で東京乗り継ぎか。しかしこの段階で5日朝の飛行機が定刻で飛ぶという保証はどこにもない。飛ばなきゃアウト、風邪もひいてないのにライブぶっ飛ばしです。さて、どうしたものか。

旭川か・・・?
そうだ旭川行こう。(タ〜ラッタ、ティ〜ラッタ、トゥララリラ〜♪)

ってことで千歳発をキッパリ捨てて【13:10】、空港地下のJR駅へ向いながらJALに電話してみたら、旭川空港は快晴で平常運航。17:15発の東京行き1110便を押さえました。千歳空港駅のみどりの窓口もやはり長蛇の列。札幌からそのままL特急に変わる快速エアポート133号が19分発だったので、これに乗れば15時半には旭川に着き、そこから空港を目指しても充分間に合うってことで、販売機で乗車券のみを買いとりあえず乗り込みました。車掌さんにたずねると運良く空席があったので、そこで指定席特急券分を支払い【13:24】、5分遅れで千歳空港駅を出発しました。

しかし雪は降り続き乱ダイヤのため列車は何度も信号停止、36分で着くところを結果66分遅れで【14:25】札幌到着。ここから電車は乗ったまま 『L特急・スーパーホワイトアロー15号』となり旭川を目指します。札幌から代わった妙に明るい車掌さんは「もう、札幌ぬけたら雪降ってないから、これ以上は遅れませんから」。しかし、札幌を出て30分くらい走った【15:00】、なんもないところで列車は再び停止。車掌さんが「なんで停まってんだよぉ〜」と言いながら走っていった数分後、「現在、踏み切りにトラックが立ち往生しており、臨時停車しています。もうしばらくお待ち下さい」とアナウンス。結局ここで20分待ち、最終的には丸1時間遅れで【16:20】旭川到着。かなりやばい残り時間です。

駅前の氷のペンギン像をゆっくり見る間もなく【16:25】タクシーに乗り旭川空港へ。「何分くらいかかりますかね」と聞くと「30分だね。飛行機何時ですか?」「17時15分です」「あぁ、だいじょぶでしょ、空港っつてもローカルだから、建物入ってすぐ手続きできるからねぇ」。しかしどうあれギリギリですから、東京に戻るまでは何も食べれません。あの時“しょうが焼き定食”食べといてよかったです。3キロ先の丘の上に空港の建物が見えてきた頃、「もう、あそこに見えてますから、たぶん4190円だねぇ」。【16:55】予告どおりに30分で到着、停車寸前に料金メーターも予言どおりに4190円になりました。

締切り3分前に手続きを終えた1110便は、使用機到着遅れのためあらららら1時間遅れの18:15発。まぁでも、帰れることがわかっただけでやっと一安心です。さて、どうするか。しょうが焼きから6時間、お腹は普通にすいてるけど、ここで食べると帰ってからの夕食がちときつい。しかし13年半ぶりに旭川に来て、1時間空いたというのに旭川らーめんも食べないってのもラーメン刑事としては心苦しいし、うぅぅ〜ん、と考えてるうちに気がつきゃ空港のラーメン店『旭風』の前に立ってメニュー見つめてました。「1名様ですか、どうぞぉ」バレちゃしょうがねぇ、ってことで入店し“塩”を注文。サラッとしてて、うまかったです。

そんなこんなで【18:30】、JAL1110便はやっと離陸しました。13年半ぶりの旭川滞在はわずか130分でした。【20:15】羽田到着、家に帰り着いたのはジャスト【21:00】。毎週通う札幌→東京、今回は12時間の長旅でした。いやいやグッタリ。でもね、とくに感想がないんですよねぇ。だって大雪ですから、しょうがないですしね。欠航になっても列車が停まっても“大雪だからねぇ”とあまり何も感じませんでした。が、後からよ〜く考えると、あそこで列車がトラックに衝突してたらどうなってたのかと思うと、ねぇ、いやホントよかったです、帰って来れて。

というわけで明日、予定どおりに広島を目指しますが、実際このコラムが掲載される日には、すでに『弾き語りばったり #3』ツアーは全日程が終了しています。全国14公演、お楽しみいただけましたでしょうか。ありがとうございました。


特急車内で実況コラム
 

旭川駅前の氷ペンギン

※『弾き語りばったり #3』の公演内容は、有料サイト『北青山イメージ再開発』内で
   あまり遅くならないように掲載する予定です。お楽しみに。

2006/02/10


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